リオデジャネイロ発 — ブラジル代表のセンターバック、ガブリエル・マガリャエス(25歳)が、2026年FIFAワールドカップデビューを果たす。身長191cmの堂々たる体格と、相手ストライカーとの激しい競り合いを得意とする「O Monstro(オ・モンストロ)」の異名を持つ彼は、クラブと代表でそれぞれ活躍するスター選手と肩を並べる存在だ。

世界が見落としてきた存在

ガブリエルは、ブラジル代表のマルキーニョスやアーセナルのウィリアム・サリバといったスター選手たちの陰に隠れがちだが、その実力は決して引けを取らない。2022年のワールドカップ出場を逃した彼は、今回の大会で初のワールドカップデビューを飾る。その存在感は、相手選手との激しい競り合いからも明らかだ。特にプレミアリーグでエーリング・ハーランドとの対決では、かつての荒々しい時代を彷彿とさせるような激しいプレーで注目を集めた。

セットプレーのスペシャリスト

ガブリエルは、セットプレーの得点源としても世界屈指の存在だ。アーセナル加入後の2020年以降、プレミアリーグのDFで最も多くのゴールを挙げており、そのほとんどがコーナーキックからのヘディングによるものだ。驚異的な初動の速さでマーカーを振り切り、その身長とジャンプ力、ヘディングの威力を生かしてゴールを奪う。さらに、意外にもボールコントロールが巧みで、マルキーニョスのようなパスの正確さこそないものの、相手の裏を突く鋭い斜めのパスを放つこともできる。

成長を遂げる守備力

若手時代は、不用意な飛び出しや安易なファウルでイエローカードを受けることもあったが、現在はその欠点を克服しつつある。ファウルを取られるリスクを冒すのではなく、自らのリカバリーの速さとチームメイトを信頼するプレースタイルに変化。感情のコントロールも上達し、ピッチ上で心からの歓声を上げることも多いが、その一方で大事な試合では冷静さを欠く場面も見受けられる。マンチェスター・シティ戦では、ハーランドに挑発された際に頭突きのようなプレーを見せたが、幸運にもレッドカードを免れた。

ブラジル代表の救世主に

近年、かつての勢いを失いつつあったブラジル代表にとって、ガブリエルの存在は大きい。彼の強靭な守備力とセットプレーからの得点力は、チームの優勝を目指す上で欠かせない要素だ。ワールドカップでブラジルが深いステージまで進出できれば、その原動力の一端をガブリエルが担うことになるだろう。

「ガブリエルは、世界でも最も過小評価されているセンターバックの一人だ。彼の存在は、ブラジル代表にとって大きな強みとなるだろう。」
—— サッカー専門家

出典: SB Nation