米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次総会が来月開催されるのを前に、ウォールストリートでは中国企業アケソ・サミット・セラピューティクスが共同開発する新薬イボネシマブに関する議論が活発化している。
同薬剤は進行性非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象とした治験で、生存率の大幅な改善が示されたとされ、プレナリーセッション(最優先発表枠)での発表が期待されている。この発表は、がん治療分野における画期的な進展として注目を集めている。
アケソは中国のバイオ医薬品企業で、イボネシマブをPD-1/VEGF阻害剤として開発中。同薬剤は、免疫チェックポイント阻害と血管新生阻害の双方の作用を併せ持つ「デュアル阻害薬」として注目を集めている。
これまでの臨床試験では、標準治療と比較して無増悪生存期間(PFS)の延長が確認されており、特に進行期の患者において顕著な効果が見られたという。しかし、生存データの詳細は依然として明らかにされておらず、ASCOでの発表が待たれるところだ。
ウォールストリートのアナリストらは、イボネシマブが米国市場で承認されれば、進行性肺がん治療の新たな選択肢となる可能性を指摘している。一方で、中国市場ではすでに承認されており、国内外での展開が注目される。
ASCO年次総会は6月に開催される予定で、イボネシマブの発表が正式に行われるかどうか、関係者の間で関心が高まっている。
出典:
STAT News