ワールドカップのチケット価格が高騰し、世界中で批判が集まっている。特に米国外のファンは、チケットや宿泊費の高さから大会参加を断念するケースが増加していると指摘されている。

米ニューヨーク・タイムズ紙によると、米国代表(USMNT)の開幕戦チケットは1,000ドル以上で取引されており、決勝戦の最高額は1万ドルを超える見込みだ。これに対し、2022年カタール大会の決勝戦チケットは1,600ドルであった。

FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、米カリフォルニア州ビバリーヒルズで開催されたミルケン・インスティテュート・グローバル会議にて、チケット高額の原因は米国の転売文化にあると主張した。

「われわれはただ、あなた方アメリカ人の転売業者から金を巻き上げているだけです」
米国のチケット転売文化が価格高騰の主な要因であり、FIFAが直接設定した価格ではないとの見解を示した。

インファンティーノ会長はさらに、米国のチケット転売業者が市場を支配し、公平な価格設定を困難にしていると述べた。しかし、FIFAがチケット価格を自由に設定できる立場にあることも事実であり、批判の矛先は依然としてFIFAに向けられている。

米国の実業家で政治家のドナルド・トランプ氏も、チケット価格の高さに懸念を示している。トランプ氏はニューヨーク・ポストの取材に対し、「正直言って、私もその金額は払わない」と述べ、チケット価格の異常さを指摘した。

世界中のサッカーファンからは、ワールドカップのチケットが一般のファンにとって手の届かない存在になりつつあるとの声が上がっている。FIFAは今後、チケット価格の見直しや転売対策の強化に迫られる可能性がある。

出典: Defector