アサシン クリードシリーズは、ここ数年低迷が続いている。前作の高い評価に及ばないゲームが相次ぎ、フランチャイズは停滞期に入っていた。かつてシリーズが最盛期を迎えていた頃、ユービーアイソフトは映画化に挑戦したが、興行成績も振るわず、失敗に終わった。

しかし今、ユービーアイソフトはアサシン クリードを舞台化することで、新たな展開を図ろうとしている。新作舞台「Heredis: Echoes of the Past」では、アクロバット、都市パルクール、振り付けられた戦闘、大規模な没入型ビジュアル環境といった要素が取り入れられるという。これはゲームの直接的な adaptation ではなく、過去20年にわたりシリーズが描いてきた歴史的時代を舞台に展開される。

歴史の時代を超えた物語

この舞台は、ゲームの直接的な adaptation ではなく、シリーズのコンセプトを基にした「インスパイア作品」と位置付けられている。公式サイトによれば、「ファンはお気に入りのゲームへの多くのオマージュを見つけるだろう」とのことだ。物語の主人公はナエルという男性で、行方不明となった父親を探す旅に出る。その過程で、彼は「HEREDISプログラム」に出会い、異なる歴史的時代を巡る試練に挑む。当然、テンプル騎士団も登場するだろう。

「Animus」や「Abstergo」という名称こそ登場しないが、HEREDISプログラムは、ゲームで見た技術や陰謀を発展させたものである可能性が高い。これは、アサシン クリードの世界観を拡張する絶好の機会となる。シリーズの核となる物語、すなわち権力を握るエリートが影からさらに力を増そうとする構図は、数千年にわたるゲームの舞台を活かした実験的な展開が可能だ。

現代編の復活も?

プロモーション画像からは、現代編の物語も取り入れられることが示唆されている。デズモンド・マイルズがシリーズから退場して以来、アニムス外の現代編はほとんど描かれていない。中には現代編の廃止を歓迎する声もあるが、筆者はゲーム内の舞台を現代の視点から訪れるシーケンスが大好きだった。

公演日程と会場

この舞台は、モントリオールとパリで上演される。初日となるモントリオール公演は12月3日から、パリ公演はその後の日程で行われ、最終公演は2月7日に予定されている。