ノルウェー代表のエースストライカー、エルリング・ハーランド(25歳)が、サッカー界に与える影響は計り知れない。身長194cmの巨体ながら驚異的なスピードとテクニックを兼ね備え、その得点力はもはや「人間離れ」と評されるレベルだ。
ハーランドは2025年11月、マンチェスター・シティでのリーグ戦111試合目で100得点を達成。従来の記録(124試合)を13試合も短縮し、プレミアリーグ最速記録を更新した。現在までにリーグ戦109得点を記録し、歴代28位に名を連ねる。アラン・シアラーの持つ歴代最多記録(260得点)を更新する可能性も現実味を帯びており、その存在感は圧倒的だ。
クラブでの圧倒的な実績
ハーランドはボルシア・ドルトムント、マンチェスター・シティで計188得点を記録し、欧州サッカーを代表するストライカーとして君臨。シティでは2年連続でプレミアリーグ得点王に輝き、2022-23シーズンにはトレブル(プレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ)を達成。翌シーズンもリーグ連覇に貢献し、FIFAクラブワールドカップ初制覇にも貢献した。
代表でも歴史を塗り替える
ノルウェー代表としては、これまでに49試合に出場し55得点を記録。歴代2位のヨルゲン・ユーベ(33得点)を22得点上回り、ノルウェー代表の最多得点記録を更新した。さらに、U-20ワールドカップでは1試合9得点の大会記録を樹立(2019年 vs ホンジュラス)。
今回のFIFAワールドカップはハーランドにとって初出場。ノルウェーは28年ぶりのワールドカップ出場を果たし、グループリーグでフランス、セネガルと同組となった。FIFAランキング37位のノルウェーにとって厳しい戦いが予想されるが、ハーランドの活躍次第では大会を盛り上げる存在となることは間違いない。
ワールドカップでの期待
ハーランドはこれまでの国際大会で19得点を記録し、クリスティアーノ・ロナウド(4大会で15得点)を上回るペースで得点を重ねている。直近のUEFAネーションズリーグでは、3大会で19得点を記録。その得点力は、かつてフランスのジュスト・フォンテーヌが1958年ワールドカップで記録した13得点に匹敵する可能性すら秘めている。
「ハーランドを止めるのは、もはや不可能に近い」と評されるほどの得点感覚。ワールドカップでの活躍が、彼のキャリアにさらなる輝きを与えることは間違いないだろう。