テスラは2026年Q1の四半期決算を発表し、本日の投資家向け電話会議に先立って財務状況を公表した。電気自動車メーカーとしての地位を確立したテスラだが、そのブランドは賛否両論を巻き起こす一方で、時価総額は1.21兆ドル(執筆時点)に達するなど、依然として高い価値を有している。

テスラは4月初めに発表した2026年Q1の出荷台数から、前年同期比で約6%の売上成長が見込まれていたが、実際の決算はこれを上回る好調ぶりを示した。純利益は4億7700万ドルを記録し、前年同期を上回る黒字を達成した。

売上高は前年同期比16%増の224億ドルに達し、自動車部門の売上高は162億ドル(同比16%増)となった。また、サービス部門(スーパーチャージャー料金など)は42%増の36億ドル、その他の収入も同等の伸びを示した。一方で、エネルギー貯蔵部門は前年同期比12%減の24億ドルと、唯一の減収部門となった。

利益率は4.2%と、かつてテスラが誇っていた二桁の利益率を下回る水準にとどまった。しかし、2025年の利益率はさらに低く、状況は改善傾向にある。自動車販売からの収入は増加したものの、規制クレジットの販売による収入は前年同期の5億9500万ドルから3億8000万ドルに減少。リース収入も減少した。

また、AI分野への投資や、2024年11月に株主が承認したイーロン・マスクCEOへの1兆ドル規模の報酬パッケージに関連する費用が、営業費用の増加につながった。