米国最高裁判所は17日、中絶薬ミフェプリストンの流通に関する緊急命令を発令した。これにより、連邦控訴裁判所による金曜日の制限措置が一時的に覆り、薬局や郵便を通じた処方が当面可能となった。

この最高裁判所の命令は来週月曜日まで有効とされ、その間に双方が主張を提出する時間が与えられる。その後、正式な審議が行われる見通しだ。

AP通信によると、今回の判断は中絶薬のアクセスに関する議論がさらに活発化する可能性を示唆している。

ミフェプリストンを巡る経緯

ミフェプリストンは、妊娠初期の中絶に広く使用される薬剤だ。これまで、医師の監督下で処方されることが一般的だったが、パンデミックを機に郵便や遠隔診療を通じた処方が認められるようになった。

しかし、反中絶団体などからの訴訟により、連邦控訴裁判所は金曜日に「薬局や郵便を通じた処方は認められない」とする判断を下した。これに対し、最高裁は緊急命令で一時的に元の状態を復活させた形だ。

今後の見通し

最高裁判所は来週月曜日までに双方の主張を検討し、正式な判断を下す予定だ。この期間中、ミフェプリストンの流通は当面維持される見込みだが、最終的な結論が出るまでは不確定要素が残る。

専門家の間では、この問題が米国の医療政策や女性の権利に与える影響について、さらなる議論が予想されている。

出典: STAT News