元OpenAI最高技術責任者(CTO)のミラ・ムラティ氏が設立したAI企業Thinking Machinesは、11月11日、新たなコンセプト「インタラクションモデル」の開発を発表した。

同社によると、このモデルは人間同士の自然なコミュニケーションのように、リアルタイムで音声、動画、テキストを連続的に取り込み、即座に思考・応答・行動することを目指しているという。

従来のAIモデルの限界を克服

現在主流のAIモデルは、ユーザーの入力(テキストや音声)が完了するまで待機し、その間はユーザーの状況を認識できない「シングルスレッド」の処理に依存している。Thinking Machinesは、この仕組みが人間とAIの自然な協働を妨げていると指摘する。

「現在のAIは、ユーザーが入力を終えるまで待ち、その間はユーザーの行動や状況を認識できません。インタラクションモデルは、この課題を解決し、より直感的でリアルタイムなコミュニケーションを実現します」
(Thinking Machines公式発表より)

実用化に向けた取り組み

同社は、この技術が将来的に対話型AI、バーチャルアシスタント、教育、医療など幅広い分野での活用が期待されると述べている。具体的な製品化の時期や詳細な仕様については、今後の発表に注目が集まる。

ミラ・ムラティ氏は、OpenAI在籍時からAIの倫理的な発展と実用化に尽力しており、同社の取り組みは業界からも注目を集めている。

出典: The Verge