週末興行収入ランキング、史上初の「女性vs格闘」対決
2025年5月、米国の週末興行収入ランキングで、史上初となる「女性向け映画vs格闘アクション」の直接対決が実現した。新作「モタルコンバット2」(ワーナー・ブラザース/ニュー・ライン)と「プラダを着た悪魔2」(20世紀スタジオ)が、初の首位争いを繰り広げている。
初日成績:新作「モタルコンバット2」がリード
「モタルコンバット2」は初日(金曜日)に全米3,500館で興行収入1,700万ドルを記録し、新作としてはトップの成績を収めた。一方、「プラダを着た悪魔2」は同日に1,000万ドルの興行収入を記録した。
しかし、業界推計によると、両作品とも週末興行収入は約4,100万ドルに達すると見られている。その理由は、日曜日に控える「母の日」が「プラダ2」に追い風となるためだ。公開初週末の観客層は74%が女性で、母と娘の映画鑑賞に最適な「レガシー続編」として位置づけられている。
日曜日の動員が勝敗を分ける
週末の最終的な順位は、日曜日のチケット即売状況にかかっている。母の日に家族で映画を観に行く層を「プラダ2」がどれだけ取り込めるかが、勝敗のカギを握る。
両作品とも好スタート、今後の展望は明るい
「モタルコンバット2」は、製作費約8,000万ドルに対し、初週末興行収入が4,100万ドルと、2025年5月に公開されたニュー・ラインの「ファイナル・デスティネーション ブラッドライン」(5,100万ドル)を下回る結果となった。しかし、R指定の残虐描写が特徴の本作は、シネマスコアで「B」評価を獲得。ロッテン・トマトでは批評家65%、観客90%という高評価を記録しており、順調な滑り出しと言える。
一方、「プラドを着た悪魔2」は、国内で2億ドル、世界で5億ドルの興行収入を目指しており、10日間の国内興行収入は約1億4,300万ドルに達するとの業界推計が出ている。これは、2025年夏に公開されたマーベルスタジオの「サンダーボルツ*」の10日間興行収入(1億2,770万ドル)を12%上回るペースだ。
第3位は「マイケル」、音楽伝記映画として歴代最高額に
第3位は、ライオンズゲート/ユニバーサルの「マイケル」がランクイン。公開3週目で興行収入3,500万ドルを記録し、世界興行収入は5億7,000万ドルに到達した。また、北米興行収入では、2018年のクイーン伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」(2億1,600万ドル)を超え、音楽伝記映画として歴代最高額を記録した。現在の北米興行収入は2億3,800万ドル、世界興行収入は5億7,000万ドルと推計されている。
第4位はファミリー向け新作「羊鑑 detective」が好スタート
第4位は、アマゾンMGMスタジオの「羊鑑 detective」が初日400万ドル(全米3,457館)を記録し、週末興行収入は1,450万ドルに達するとの高めの推計が出ている。ファミリー向け映画としては高評価で、PostTrakで91%の総合満足度、シネマスコアで「A-」評価を獲得。ロッテン・トマトでは批評家93%、観客97%という圧倒的な支持を得ている。
今後の注目点
「モタルコンバット2」と「プラダを着た悪魔2」の首位争いは、日曜日の動員次第で決着がつく。また、「マイケル」は音楽伝記映画の新記録を達成し、引き続き健闘が期待される。「羊鑑 detective」もファミリー層からの支持を獲得しており、今後の動向に注目が集まる。