イギリスのオンライン銀行・決済プラットフォーム「レボリュート」で、本日(日本時間)ビットコイン(BTC)が一時的に0.019ドルまで暴落したことが明らかになった。通常価格の79,000ドルからわずか数秒で急落したが、すぐに元の水準に戻った。

第三者サービスの障害が原因

レボリュートは「第三者サービスの障害」が原因で、BTC価格が一時的に表示されたと説明。同社は

「現在は障害の詳細を調査中」
としている。

同社のウェブ版(Google Chrome)では7時45分~50分(GMT+1)頃に一時的に73,000ドルまで下落したと表示されたが、モバイルアプリでは0.019ドルまで表示された。多くのユーザーがX(旧Twitter)で「フラッシュクラッシュが起きたのか?」と混乱を示した。

また、ロック画面に「BTCが52週安値の0.02ドルまで下落した」というプッシュ通知が届いたユーザーもいた。これは事実上の過去最安値に近い水準だった。

レボリュートの対応と過去の事例

レボリュートは当時、サポートアカウントで

「一部の暗号資産機能に技術的な問題が発生している」
と発表していたが、第三者サービスの障害が表示上の不具合か流動性の問題かは未だ不明だ。CoinGeckoやCoinbaseなど主要な価格追跡サイトでは、同様の暴落は確認されていない。

暗号資産業界で過去に起きた類似事例

暗号資産(暗号通貨)業界では、こうした表示上の不具合がしばしば報告されている。

  • バイナンス(Binance):2023年にウォレット残高が一時的に0ドル表示になった事例。ネットワーク混雑が原因で、その直前には4,000億ドル規模の市場暴落が発生していた。
  • PDAX(フィリピン):2021年にBTCが6,000ドル(当時の価格の90%安)で表示された事例。ユーザーが大量に購入しようとしたため、同社はアカウントを一時停止。最終的に表示ミスだったことが判明し、法的なやり取りに発展した。
  • ビサム(Bithumb、韓国):2021年にBTCが10%急落した事例。同社がユーザーに2,000BTC(当時1億3,400万ドル相当)を誤って付与し、そのユーザーが売却したことで価格が下落した。

このほか、イギリスの銀行でも今年初めに顧客の取引履歴や口座情報が他のユーザーに表示されるという大規模な表示不具合が発生。ロイズ、ハリファックス、バンク・オブ・スコットランドなど複数の銀行で同様の事象が報告された。

今後の対策は?

レボリュートは引き続き障害の詳細を調査中だが、暗号資産市場では表示ミスが流動性の問題と誤解されるリスクが常に存在する。ユーザーは価格変動に注意し、公式発表を確認することが重要だ。

出典: Protos