今年の最もお気に入りのゲームについて語りたい気持ちは山々だが、Titanium Courtに関しては、その魅力をすべて伝えることが難しい。なぜなら、このゲームは非常に独特で、説明しきれないほど複雑だからだ。

Titanium Courtは、ローグライトの要素を取り入れたランベースのゲームだが、Balatroのような単純な勝利条件は存在しない。複数の勝利ルートが用意されているものの、そのルールを理解し、ゲームが突然ルールを変える瞬間を楽しむことこそが、このゲームの真骨頂だ。

まずは、ゲームの核となるループについて解説しよう。各ラン(プレイ)における戦闘は「戦争」と呼ばれ、2つのステージに分かれている。

第1ステージ:マッチ3パズル

このステージでは、小麦畑、川、丘、森林などの地形を組み合わせて資源を集め、同時に自軍の拠点(タイトルにもなっている「コート」)を配置する。例えば、川は敵の歩兵を完全に阻止できるため、川を防壁として活用できる。しかし、マッチ3の連鎖が自軍の防御を崩してしまうリスクもある。また、敵の拠点を3つ以上揃えて排除することも可能だが、その際には資源は獲得できない。加えて、このフェーズでは移動回数に制限があるため、リスクとリターンのバランスが求められる。タイムラインには敵の攻撃タイミングが表示されるため、計画的に行動することが重要だ。

第2ステージ:タワーディフェンス

集めた資源を使って兵士を募集し、敵を攻撃したり拠点を防衛したり、さらには魔法攻撃を行うユニットを編成する。また、資源を集めるワーカーを配置することもできる。ショップや市場では、地形タイルに紐づけられた資源と交換してアイテムを購入できるが、過剰な取引はゲームから「退屈」と判断され、ショップが閉鎖されてしまう。勝利ボタンを押すと、戦闘が自動で進行する。

一見単純そうに見えるが、Titanium Courtはプレイヤーを翻弄するゲームだ。例えば、ショップでの取引を重視しすぎると「退屈」と判断され、ショップが閉鎖される。また、ボス戦で「自己反省」の力を活用しようとしても、ゲームはそれを許さない。勝利条件を満たすためには、柔軟な思考とゲームのルールを理解することが不可欠だ。

コートの探索:アドベンチャーとビジュアルノベルの融合

戦争と戦争の間には、新たに女王に即位したプレイヤーとして「コート」を探索する。ここでは、奇妙なビジュアルノベルとレトロなアドベンチャーゲームの要素が融合し、物語の真相と故郷への帰還方法を模索する。この探索パートこそが、Titanium Courtの魅力の一つであり、物語の奥深さが徐々に明らかになっていく。

出典: Engadget