ホラー映画の多くは、実際の悲劇や奇妙な事件、未解明の出来事をもとに制作されている。監督や脚本家たちは、有名な犯罪の断片的な要素を借用するだけでなく、幽霊現象や失踪事件、恐怖に満ちた遭遇を忠実に再現することもある。今回は、実話にインスパイアされた15本のホラー映画を紹介する。

実在の事件を忠実に描いたホラー映画

  • 「アミティビルの恐怖」(1979年)
    ロン・デフェオ・ジュニアが家族を殺害したアミティビルの家で起きたという Lutz 一家の体験をもとに制作された。
  • 「死霊館」(2013年)
    エド・ウォーレンとロレイン・ウォーレン夫妻が調査した Perron 一家の事件を基にしている。
  • 「エクソシスト」(1973年)
    1949年に行われた「ローランド・ドゥー」と呼ばれる少年の悪魔払い事件を部分的にモデルとしている。
  • 「隣の少女」(2007年)
    1960年代にアメリカを震撼させたシルビア・ライケンスの拷問・殺害事件を基にした衝撃作。
  • 「呪いの儀式」(2011年)
    本物の悪魔払い師、ゲイリー・トーマス神父の体験をもとに制作された超自然的サスペンス。
  • 「ストレンジャーズ」(2008年)
    監督のブライアン・バートノーが子供時代に近所で起きた実際の侵入事件を参考にしている。
  • 「悪魔のいけにえ」(1974年)
    架空のキャラクター「レザーフェイス」は創作だが、エド・ゲインという連続殺人犯の犯行をモチーフとしている。
  • 「ベロニカ」(2017年)
    スペインのホラー映画で、マドリードで少女が謎の死を遂げた「バジェカス事件」と呼ばれる超常現象調査に着想を得ている。
  • 「ウルフクリーク」(2005年)
    オーストラリアの凶悪ホラーで、行方不明になった旅行者を標的にした実在の連続殺人犯、イワン・ミラットとブラッドリー・マードックの犯行を参考にしている。
  • 「ゾディアック」(2007年)
    伝統的なホラーではなくサスペンスに分類されるが、未解決の連続殺人事件「ゾディアック事件」を再現している。
  • 「エルム街の悪夢」(1984年)
    監督のウェス・クレイヴンは、若者が悪夢にうなされて死亡したという難民の報告をもとに構想を練った。
  • 「ボーダーランド」(2007年)
    1980年代のメキシコで儀式的殺人を繰り返したカルト指導者、アドルフォ・コンスタンツォの犯行をモチーフとしている。
  • 「悪魔を憐れむ歌」(2014年)
    元 NYPD 捜査官ラルフ・サルチエの体験談と、彼が関わったと主張する超常現象事件を基に制作された。
  • 「ジョーズ」(1975年)
    1916年にニュージャージー州沿岸で起きたサメによる襲撃事件を部分的に参考にしている。
  • 「オープンウォーター」(2003年)
    ダイビング中に置き去りにされたトムとアイリーン・ロンガン夫妻の失踪事件をもとにしたサバイバルホラー。

実話がもたらすホラーのリアリティ

これらの作品は、単なるフィクションではなく、実際に起きた出来事に基づいているため、観客に強烈なリアリティを感じさせる。恐怖の根源が現実にあったと知ることで、映画鑑賞時の緊張感は一層高まる。実在の事件をモチーフにしたホラー映画は、単なるエンターテイメントを超えた存在感を放っている。