映画を観ていて、ストーリーの展開に「あれ?」と首を傾げる瞬間はないだろうか。突然キャラクターの動機が変わったり、重要な移動シーンが省略されたり、説明不足のまま進行するシーンが目立つ。これは実際にカットされたシーンによるものか、あるいは脚本と映像の乖離によるものかもしれない。決して出来の悪い映画ではないが、どこか物足りなさや不自然さを感じさせる作品群が存在する。
以下に、そのような「決定的なシーンが抜け落ちた」と感じさせる16本の映画を紹介する。これらは観客に「あのシーンはどうなったのか?」と想像させる、あるいはストーリーのつながりに違和感を覚えさせる作品ばかりだ。
編集やリテイクによりストーリーのつながりが失われた作品
これらの作品は、編集やリテイク、スタジオの干渉により、本来のストーリーの流れやキャラクターの動機が失われ、断片的な印象を与える。
- スノーマン(The Snowman):脚本の重要な部分が撮影されなかったと報告されており、主要なストーリー展開が説明不足で、シーンのつながりが唐突に感じられる。
- ジャスティス・リーグ(Justice League):重度のリテイクと編集により、ストーリーのつながりが失われ、キャラクターの成長やストーリーの展開が急ぎ足で説明不足に終わっている。
- スーサイド・スクワッド(Suicide Squad):早期の反応を受けて再編集された結果、シーン同士のつながりがなくなり、キャラクターの紹介やトーンの変化が唐突に感じられ、重要なシーンがカットまたは再構成された可能性がある。
- ファンタスティック・フォー(2015):中盤で急激なトーンの変化が見られ、キャラクターの成長に関わる重要なシーンがリテイクや編集で失われたように感じられる。
- スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(Star Wars: The Rise of Skywalker):急速な pacing と頻繁なプロット展開により、主要な出来事が画面外で起こったように感じられ、十分な説明がなされていない。
- 007/慰めの報酬(Quantum of Solace):攻撃的な編集と速い pacing により、アクションシーンが断片的に感じられ、 narrativa の流れを追うのが困難になっている。
劇場公開版でカットされた重要な要素が明らかになる作品
これらの作品は劇場公開版でカットされた要素が、ディレクターズ・カットや特別版で明らかになり、本来のストーリーの深みやキャラクターの動機が理解できるようになる。
- キングダム・オブ・ヘブン(劇場公開版):劇場公開版ではキャラクターの成長や政治的背景が大幅にカットされており、動機が不明確。ディレクターズ・カットでは本来の重要な要素が復活し、ストーリーのつながりが明確になる。
- デアデビル(2003年劇場公開版):劇場公開版ではサブプロットが完全にカットされており、 pacing が不均一でキャラクターの動機が欠落。ディレクターズ・カットでサブプロットが復活し、より一貫性のある narrativa になる。
編集によりストーリーが断片的に感じられる作品
これらの作品は、複数のプロットが導入されるものの、その多くが放棄され、重要なつなぎのシーンや説明がカットされたように感じられる。
- アメイジング・スパイダーマン2(The Amazing Spider-Man 2):複数のプロットが導入されるが、その多くが放棄され、ストーリーが断片的に感じられる。
- グリーン・ランタン(Green Lantern):スタジオの過剰な干渉により、主要なストーリー展開が急ぎ足で進められ、世界観の構築やキャラクターの成長が不完全に終わっている。
- X-MEN: Wolverine(X-MEN: Origins - Wolverine): pacing と構成が不均一で、シーンのつながりが唐突に感じられ、重要なストーリー要素がカットまたは再構成された可能性がある。
原作の重要な要素がカットされた作品
これらの作品は、原作の重要な要素や説明が大幅にカットされ、観客が世界観やキャラクターの動機を理解するのが困難になっている。
- ジュピター・アセンディング(Jupiter Ascending):世界観の構築が密に行われているが、そのルールや動機が十分に説明されておらず、観客が画面上で示された情報だけで理解するのが困難。
- エラゴン(Eragon):長編小説を短編映画に圧縮した結果、重要なキャラクターの成長やプロットがカットされ、ストーリーが急ぎ足で感じられる。
- 黄金の羅針盤(The Golden Compass):原作の重要な結末要素がカットまたは変更され、映画が突然終わってしまったように感じられ、重要な narrative resolution が欠落している。
- ダーククリスタル(The Dark Crystal):1982年の作品ながら、ストーリーの説明不足やキャラクターの動機が不明確で、重要なシーンがカットされたように感じられる。
「これらの作品は決して出来が悪いわけではない。しかし、観客にとっては、ストーリーのつながりやキャラクターの動機が不自然に感じられ、カットされたシーンや編集の影響を強く感じさせる作品ばかりだ。」
出典:
Den of Geek