全米で初めて劇場公開されたホラー映画「Obsession」(邦題未定)の監督を務めたカリー・バーカー(26歳)が、ハリウッドで新たな注目株として急浮上している。同作はバーカーが脚本・監督・編集を手掛け、マイケル・ジョンストン演じる主人公ベアが、幼馴染のニッキー(インディ・ナヴァレット)への恋心を募らせる中で起こる悲劇を描く。

Obsession」のロサンゼルスプレミアにて、バーカーは「TheWrap」の取材に対し、「信じられない。人生が変わる瞬間だ」と語った。同作の劇場公開を待たずして、配給元のフォーカス・フィーチャーズはバーカーの次回作「Anything but Ghosts」を既に買い付け。さらにA24は、バーカーを「テキサス・チェーンソー・マサカー」フランチャイズのリブート監督に起用することを発表した。

アラバマ出身のバーカーは、映画学校進学を機にロサンゼルスへ移住。当初はYouTubeに短編動画を投稿することでキャリアをスタートさせた。その実績がハリウッド関係者の注目を集め、わずか数年で一躍注目株となったのだ。

YouTubeからハリウッドへ:新世代監督の台頭

バーカーの成功は、近年のオンライン発の監督がハリウッドで活躍する流れの一例に過ぎない。直近では、YouTube批評家のクリス・スタックマンが監督デビュー作「Shelby Oaks」を発表。また、マーク・フィッシュバック(通称:Markiplier)も「Iron Lung」で興行的成功を収めた。さらに、20歳のケイン・パーソンズは、自身のウェブシリーズ「Backrooms」の長編映画化をA24で手掛け、同社最年少監督としてデビューする予定だ。

「最初から映画作りが好きだった」

バーカーは18歳でロサンゼルスに移住すると同時に映画制作を開始。クリエイティブパートナーのクーパー・トムリンソンと出会い、ニューヨーク映画アカデミーのLAキャンパスで知り合った二人は、やがて「That’s a Bad Idea」という名義でスケッチコメディや短編動画を制作し始めた。二人は「Obsession」のプレミアにて「これはずっと叶えたかった夢だ」と語った。

バーカーは当初は「Obsession」の主人公ベア役も自身で演じる予定だったが、ジョーダン・ピールやアリ・アスターといった監督たちの作品に触発され、出演を辞退したという。

出典: The Wrap