ABC、2026年秋シーズンの番組編成を発表

米ABCは2026年秋シーズンの番組編成を発表し、人気番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」とコメディドラマ「Scrubs」の復活版を中心に据えた。同局の看板シリーズ「High Potential」の第3シーズンは、2027年半ばまで延期されることとなった。

「High Potential」第3シーズンは2027年まで延期

ABCのコンテンツ戦略・編成担当上級副社長アリ・ゴールドマン氏によると、第3シーズンの延期はクリエイティブ面の理由ではなく、編成上の戦略的な判断によるものだという。同局は「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」の火曜夜の枠を活用し、新作ドラマ「RJ Decker」の立ち上げを支援する方針だ。

ゴールドマン氏は「「High Potential」はリードインの支援がなくても十分な視聴者を獲得できる」と述べ、同作の安定した人気を強調した。同局は「High Potential」を2027年半ばに放送し、その間に「The Rookie」シリーズや新作コメディ「Shifting Gears」、ドラマ「Will Trent」などを投入する計画だ。

「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」がリードイン役に

ゴールドマン氏は「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」について「テレビ界で最も貴重なリードイン番組の一つ」と評価し、昨シーズンのデモグラフィック視聴率が前年比で約80%上昇したことを指摘した。同局は2026-27シーズンに向けて、ソーシャルメディアで注目を集めるキャスト(例:リアリティ番組「Summer House」のシアラ・ミラーや「The Traitors」のモーラ・ヒギンズ)を起用し、さらなる成長を目指す。

「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」は「RJ Decker」の立ち上げを支援する一方で、同作はすでに「High Potential」や「Will Trent」を上回る10時枠の視聴率を獲得しており、夏季の枠でも成功を収める見込みだ。

「Scrubs」復活版が秋シーズンに登場

ゴールドマン氏は「Scrubs」の短期シーズンが「驚くほど安定した視聴率を維持した」と述べ、同作の秋シーズン復活に意欲を示した。「Scrubs」は水曜夜の編成で「Abbott Elementary」「Celebrity Jeopardy!」「Shark Tank」に先行して放送される。

木曜夜の編成は維持

木曜夜の編成は「9-1-1」「9-1-1: ナッシュビル」「グレイズ・アナトミー」が据え置かれる。ゴールドマン氏は「グレイズ・アナトミー」のレギュラー2名の降板に伴い、他局では予算削減の影響を受ける可能性があるが、ABCは編成戦略を維持する意向だ。

「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」と「Scrubs」の復活は、ABCの秋シーズン編成における大きな柱となる。同局はリードイン効果を最大限活用し、新作や復活作の成功を後押しする戦略を展開する。

出典: The Wrap