フランス・アンシーで開催される国際アニメーション映画祭「第48回アンシー国際アニメーション映画祭(Annecy International Animation Film Festival)」に、米オレゴン州ポートランドを拠点とするストップモーションアニメーションスタジオLAIKAが参加します。

同スタジオは、代表作「コララインとボタンの魔女 」「パラノーマン ブライス・ホロウィッツの墓 」「Kubo/クボと二本の弦のたて琴」などで知られる、世界をリードするアニメーション制作会社です。今回、LAIKAは最新ファンタジー大作「ワイルドウッド(Wildwood)」の世界を紹介する展覧会「Wildwood: Discovering a Handcrafted World」を、6月10日から9月27日まで Galerie de la Cité で開催します。

また、同展覧会の特別ゲストとして、LAIKAのCEOであり「ワイルドウッド」の監督を務めるトラヴィス・ナイトが初来場します。ナイト監督は、これまでアンシーへの参加経験がなく、今回が初来場となります。

「ワイルドウッド」の世界を体感できる展覧会

展覧会「Wildwood: Discovering a Handcrafted World」は、教育的な発見と感覚的な体験を融合させた内容で、LAIKAのこれまでで最も野心的な世界観を垣間見ることができる貴重な機会となっています。公式リリースによると、「観客は、スタジオの創造過程や技術、ノウハウに直接触れ、作品の本質を理解することができる」とされています。

ナイト監督が語る「ワイルドウッド」の魅力

「ワイルドウッドは、LAIKAがこれまでに創り上げた中で最大の世界であり、最も個人的な作品です。未知への魅力、そこに踏み出す勇気、そしてその過程で得られる変容について語っています。私たちの映画は、アルゴリズムよりも芸術の優位性を称え、手作りで丹念に制作された映画が、いかに大胆で驚くべきものであり、危険で生き生きとした存在であり続けられるかを信じています」

展覧会の見どころ

  • ピトック・マンションのミニチュアセット:映画の重要な舞台の一つであるピトック・マンションを再現したセット。
  • 「将軍」の巨大パペット:映画でアンジェラ・バセットが声を担当したキャラクター「将軍」の実物大パペット。体長86cm、翼長163cmというLAIKA史上最大級のパペットで、3,794本の羽毛が1本1本丁寧に配置されています。また、このパペットは、LAIKAのパペットとして初めて、本物の鳥のように翼を開閉できる機構を備えています。

「ワイルドウッド」の世界的展開が始まる

展覧会は、LAIKAの最新作「ワイルドウッド」の世界的な展開の幕開けを飾るイベントとなります。同作は、米国で10月23日にファゾム・エンターテイメント配給により劇場公開される予定です。

アンシー映画祭関係者のコメント

「LAIKAの作品は、映画に対する希少で厳格かつ芸術的なビジョンの体現です。トラヴィス・ナイト監督のアンシー初来場という今回の特別な機会に、私たちも大きな意義を感じています。その芸術的なコミットメントは、他に類を見ないものです。この新たな章の幕開けに立ち会えることを光栄に思います」
ミッカエル・マラン(Mickaël Marin)・CITIA CEO

「この展覧会は、アンシー国際アニメーション映画祭の『国際アニメーション都市』で初めて一般公開される体験の一つです。作品の創造過程や技術、ノウハウに直接触れられる貴重な機会を提供することで、私たちの目標である『作品の本質への直接的なアクセス』を体現しています」

出典: The Wrap