アップルTVは、今年初めに短いティザー映像を公開していたが、このほど「スターシティ」の本格的なティザー映像を公開した。同作は人気SFドラマ「フォー・オール・マンカインド」のスピンオフ作品で、宇宙開発競争をソ連側から描く代替歴史ドラマとなっている。
ティザー映像からは、冷戦時代特有のスパイ要素が強く感じられる。秘密写真の撮影、盗聴、行方不明者の発生など、スパイ活動が日常的に行われる世界観が展開されている。その一方で、親作品である「フォー・オール・マンカインド」とは異なる雰囲気を醸し出しており、同作が時折取り上げていたロシアの諜報活動とは一線を画している。
「フォー・オール・マンカインド」とは異なる展開
「スターシティ」の最大の特徴は、時系列の飛躍がないことだ。これは「フォー・オール・マンカインド」の特徴の一つであったが、今回のスピンオフでは採用されていない。同作は1969年から始まり、シーズン5は2012年を舞台としているが、「スターシティ」は1970年代に焦点を当てており、独自のジャンルとして確立されていると、脚本家のマット・ウォルパートとベン・ネディヴィは語っている。
ソ連の月面着陸成功が描く代替歴史
「フォー・オール・マンカインド」は、1960年代にソ連がアメリカに先んじて月面着陸を果たしたという設定から始まる。この出来事が歴史に与えた影響は計り知れず、スターシティでは、ソ連がいかにしてアメリカに先駆けて宇宙飛行士を月面に着陸させたのか、そしてその後の宇宙計画がどのように展開されたのかが描かれる。出演者は、リース・イワンズ、アンナ・マクスウェル・マーティン、アグネス・オーケイシー、アリス・エングレルトらが名を連ねている。
5月29日に第1話・第2話同時配信
「スターシティ」は5月29日に第1話と第2話が同時に配信される。この日は、親作品である「フォー・オール・マンカインド」シーズン5の最終回も公開される日でもある。同作は最近、シーズン6への更新が決定し、最終シーズンとなることが発表されている。
アップルTVのSFコンテンツ充実に期待
アップルTVは、SFジャンルのコンテンツで高い評価を得ており、今夏は「スターシティ」のほか、マルチバースをテーマにしたスリラー「ダークマター」シーズン2、ディストピアアドベンチャー「シーロ」シーズン3などの新作が公開される。この他にも「プルリバス」「セベランス」「ファウンデーション」など、多様なSF作品を提供している。