有人月探査ミッション「アルテミスII」のクルーが、月周回中に地球が月に隠れる「地球没入(Earthset)」を初めて撮影し、その映像が注目を集めている。

ミッションの船長を務めるリード・ウィズマン氏は、月面からの地球没入の瞬間をiPhone 17 Pro Maxで動画撮影し、X(旧Twitter)で公開した。同氏は「ドッキングハッチの窓越しに月をかろうじて見られたが、iPhoneはその光景を捉えるのに最適なサイズだった」とコメント。「無加工・無編集の8倍ズームで、肉眼で見た景色とほぼ同じ」と述べた。

「これは一生に一度のチャンスだ…。最も異質な場所から見るサンセットのように、地球没入をスマートフォンで撮影せずにはいられなかった」
— リード・ウィズマン (@astro_reid)

ミッションスペシャリストのクリスティーナ・コッホ氏はニコンのカメラで静止画を撮影していたが、ウィズマン氏はiPhoneを使って動画を残した。公開された映像には、コッホ氏のカメラのシャッター音も収録されている。

54年ぶりの貴重な映像

地球没入の瞬間が目撃されたのは、1972年のアポロ17号ミッション以来、実に54年ぶり。アルテミスIIのクルーは、地球から24万マイル以上離れた月周回軌道を飛行し、人類がこれまでに到達した最遠地点を記録した。

この映像は、宇宙の壮大さを改めて実感させる貴重な記録となった。多くの人が「 awesome 」という言葉を安易に使うが、この映像こそがまさに「 awe 」を感じさせる瞬間だと言えるだろう。

出典: Engadget