元連邦捜査官で法律専門家のアンドリュー・ワイスマン氏は、トランプ前大統領がIRS(内国歳入庁)に対し、自身の政治資金として公金を流用する「MAGAスラッシュファンド」の創設を要求している問題について、深刻な警告を発している。

「これは公金の横領であり、米国史上かつてない規模の汚職だ」とワイスマン氏は指摘。IRSがこの要求を受け入れれば、さらなる公金の流用が横行する可能性があると懸念を示した。

政治家の虚偽発言を刑事罰化できるか?

ワイスマン氏は新著『Liar’s Kingdom(嘘つきの王国)』で、政治家や立候補者による虚偽発言を刑事罰の対象とすることの是非について議論を展開。米国の民主主義を脅かす「嘘の横行」がもたらす危機的状況を浮き彫りにしている。

米国の選挙権差別を許す司法判断

また、ワイスマン氏は最近の最高裁判決が選挙権法(VRA)を骨抜きにし、人種差別や性差別を助長する可能性に言及。「1950年代の人種差別主義と性差別主義を肯定するMAGA勢力の動き」を強く非難した。

公衆衛生と政治の混乱

さらに、ハンセン病の専門家がハンタウイルス感染症の対応を担当するという異常事態にも触れ、「政治が公衆衛生を歪める危険性」を指摘した。

今後の展開とワイスマン新著の紹介

ワイスマン氏は、政治家の虚偽発言を法的に規制することの難しさについても言及。「嘘をつくことが当たり前の社会が、いかに民主主義を崩壊させるか」を警告した。

同氏の新著『Liar’s Kingdom』は、政治家の虚偽発言がもたらす社会的影響について深掘りした内容となっている。発売記念として、「Liar15」という割引コードを使用すれば、15%オフで購入できるとともに、サイン入りの本も入手可能(2026年5月19日まで)。

関連イベントのお知らせ

ワイスマン氏は、選挙権を守るための全国行動デー(5月17日)や、 Bulwark Liveのイベント(5月20日サンディエゴ、5月21日ロサンゼルス)に出演予定。同イベントでは、メディア関係者や専門家とともに、米国の民主主義の未来について議論が行われる。

メディアプラットフォームの拡大

ワイスマン氏のポッドキャスト『The Bulwark Podcast with Tim Miller』は、YouTubeや主要ポッドキャストプラットフォームで視聴可能。平日の午後に新エピソードが公開されており、視聴者からのフィードバックも募集している。