エバーケードのリリースペースは着実に続いており、その特徴の一つがインディーゲームの充実度だ。実物のゲームを手に取り、リーズナブルな価格で楽しめる点に、特別な魅力を感じる人も多いだろう。
最新作「Mega Cat Studios Collection 3」には、10本のゲームが収録されている。ジャンルやプラットフォームを超えた多様な作品が並び、その中でも特に注目を集めているのが「Plyuk」だ。BoxBoy!のようなトラバーサルパズルゲームで、クローンを生成してステージを進む仕組みが特徴。ジャンプやアクションはできず、ただ下にクローンを生成するだけだが、そのシンプルさが逆に奥深い難易度を生み出している。クローンの数を管理し、自らのクローンで道を塞がないように注意する必要がある。筆者はレベルリスタートが「セレクト」ボタンではなく「スタート」ボタンに割り当てられている点に不満を感じたが、これは筋肉的な癖によるものかもしれない。
「Rocket Panda」は、カラフルなマスコットキャラクターが活躍するゲームで、独自のテーマソングまで用意されている。操作は1ボタンと十字キーのみと非常にシンプルながら、ステージ内をロケットのように移動し、檻に閉じ込められたアナグマを救出するアクションが楽しい。音楽は「ジェネシス風」と表現されるほど、80年代のサウンドが印象的だ。その他にも、なぜかミニゲームとして「アステロイド」のバージョンが収録されている点もユニークだ。
「Flap Happy」は、Joustのような羽ばたき操作を用いた「ブラックボックス」スタイルのNESアーケードプラットフォーマー。二マスのプラットフォームに着地すると新しいプラットフォームが出現し、それを繰り返してゴールを目指す。壁や動く障害物が難易度を高めており、最も難しい「Hardest」モードはまさに手ごわい。一方、「Machine Cave」は、同じくNES風のゲームながら、飛行物理を採用した点が異なる。ステージはシングルスクリーンではなく、つながったワールド構造になっており、奇抜な操作感が特徴だ。
「Gravibots」は、重力の入れ替えと収集アイテムを駆使して敵を倒すジェネシス風プラットフォーマーパズルゲーム。LemmingsやChuChu Rocket!、Mario vs. Donkey Kongの要素を組み合わせたような独特のゲーム性で、失敗後の再開のしやすさも魅力だ。また、8ビット時代のシューティングゲーム「GunTneR」も収録されており、同時期のゲームと比較しても敵の数が多すぎないバランスの良さが光る。