F1ファンやレース愛好家にとって、現在のソーシャルメディアではマイアミグランプリを巡るマーケティングが大量に展開されている。しかし、そのすべてがコーヒーショップとのコラボやブランドスニーカー、あるいは「テレタビーズ」のようなレーシングスーツ(ごもっとも、メルセデス)といった目に余る企画ばかりではない。

そんな中、注目を集めているのがキャデラックF1チームの新しいリバリー(車体のカラーデザイン)だ。この美しい黒白のデザインは、チームにとってアメリカ本土初のレースを記念した特別仕様となっている。

F1が世界的なスポーツである一方で、他の「アメリカ」チームが地元開催を強調していない現状を考えると、アメリカでレースを行うことの意義は計り知れない。特に、プロジェクトやGM(ゼネラルモーターズ)に関わる何千人もの関係者にとって、このレースは非常に重要なマイルストーンなのだ。

このリバリーの最大の魅力は、そのシンプルさにある。派手な装飾や複雑なデザインではなく、むしろ「少ないことが美しい」というコンセプトが見事に表現されている。キャデラックF1チームのチーフブランドアドバイザー、キャシディ・トウリス氏はこう語る。

「キャデラックF1チームの特別なマイアミグランプリ用リバリーは、余分な装飾を排した自然な表現です。 deliberate(意図的)でありながらも自信に満ちています。
これは私たちにとって初のホームレースであり、ファンにとって馴染みのあるデザインを維持することが重要でした。レース現場で初めてこのリバリーを見たファンの反応が楽しみです。故郷のような特別な場所で、このデザインが披露されるのですから。」

トウリス氏の洗練されたセンスとデザイン眼を考えると、このリバリーにも彼女の強いこだわりが反映されている可能性が高い。

また、キャデラックF1チームのドライバー、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスも、今週末のレースでマイアミ仕様のレーシングスーツを着用する。ただし、そのデザインはチームが極秘扱いとしており、現在のところソーシャルメディア上では公開されていない。筆者のInstagramでは、レース現場からマイアミGPの最新情報を随時発信する予定だ。

出典: The Drive