スクエア、ビットコイン決済対応加盟店が100万超に
決済サービス大手のBlock Inc.(旧スクエア)は、米国の加盟店約100万店でビットコイン決済を自動的に有効化する取り組みを完了した。同社関係者によると、この数字は3月30日から始まった自動有効化プログラムによるもので、対象となる米国の加盟店に対し、デフォルトでビットコイン決済が有効化された。
プログラム開始当初は、新規加盟店が8秒ごとにビットコイン決済機能を有効化していたという。この取り組みはLightning Networkを活用しており、顧客はビットコインで即時決済が可能。一方で加盟店は米ドルで受領できるため、為替リスクを回避できる仕組みとなっている。システムは自動的に通貨変換を行い、加盟店は必要に応じて機能を無効化できる。
ビットコインの「日常利用」を目指すBlockの戦略
ラスベガスで開催されたBitcoin Conference 2024において、Blockはビットコインを長期投資ではなく「日常のお金」として活用する戦略を発表した。同社のBitcoin Product LeadであるMiles Suter氏は、Nakamoto Stageで「ビットコインは流通しなければならない。ただ保有するだけでは価値が生まれない」と述べ、ビットコインがピア・ツー・ピアのキャッシュとして機能することの重要性を強調した。
Suter氏によると、現在80万以上のスクエア加盟店でビットコイン決済の自動有効化が進んでおり、新規加盟店の8秒ごとの有効化ペースも維持されている。また、同社はNFC技術を活用した「タップして支払う」ビットコイン決済機能の導入も進めており、QRコード不要で2026年まで手数料ゼロの処理を実現する計画だ。
Cash AppとBitkeyの統合強化
BlockはCash Appユーザーに対し、ピア・ツー・ピア決済を自動的にビットコインに変換する機能や、スクエア加盟店での5%の「Bitcoin Back」還元、1日最大1万ドル(週2万5千ドル)のビットコイン引き出し機能を提供している。さらに、タッチスクリーン搭載の新型Bitkeyハードウェアウォレットも発表。2-of-3マルチシグセキュリティモデルを採用し、自己管理の利便性を向上させた。
資産保全の透明性も公開
Blockは2026年Q1の資産証明レポートを発表し、保有するビットコインが28,355.05BTC(約22億ドル相当)に達していることを明らかにした。
「ビットコインは単なる投資対象ではなく、日常の決済手段として機能しなければならない。スクエアの取り組みは、その実現に向けた重要な一歩だ」
— Miles Suter, Bitcoin Product Lead at Block