ドイツ代表のジョシュア・キミッヒは、3月30日に開催されたドイツ対ガーナの国際親善試合で、MHPアリーナ(シュトゥットガルト)にてプレー中にジェスチャーを送った。写真はDeFodi Images/Getty Images提供。
ドイツサッカー界を代表する万能選手、ジョシュア・キミッヒ。その知性と影響力は、現代サッカーを象徴する存在だ。バイエルン・ミュンヘンの中盤を支える司令塔として、試合の流れをコントロールし、正確なパスとリーダーシップでチームを牽引してきた。しかし、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督は、キミッヒを右サイドバックとして起用する構想を明らかにしている。
バイエルンでの司令塔としての活躍
2025-26シーズン、キミッヒはブンデスリーガ屈指の安定したパフォーマンスを維持。ボール奪取から攻撃の起点まで、チームの支配的な戦いを支え続けている。バイエルンでは「メトロノーム」とも呼ばれ、深い位置からゲームを組み立て、相手のラインを崩す役割を担う。その貢献は、クラブにとって不可欠な存在であることを証明している。
ドイツ代表におけるキミッヒの使命
ドイツ代表ではキャプテンとしての役割に加え、状況に応じて中盤とサイドバックをこなす。チームの再建期にあたる現在、キミッヒは戦術的にも精神的にもリーダーとしての責務を果たしている。しかし、右サイドバックの不足から、キミッヒがそのポジションを務めることが多くなっている。本来の持ち味を発揮できる中盤でのプレーが望ましいが、キミッヒは常にチームのために最善を尽くす覚悟を持っている。
ワールドカップでの挑戦
キミッヒは2018年と2022年のワールドカップで、ドイツ代表のグループステージ敗退という屈辱を経験した。個人としては高いパフォーマンスを見せたが、チームの不振は彼のキャリアに暗い影を落としている。31歳となったキミッヒにとって、2026年ワールドカップは「最後のチャンス」とも言える。再びグループステージ敗退という歴史を繰り返すわけにはいかない。ドイツ代表が2014年以降低迷を続ける現状は、キミッヒにとって大きな悩みの種だ。
「ドイツ代表の再建は、私にとって最優先課題だ。ワールドカップで結果を出すために、全力を尽くす覚悟はできている」
— ジョシュア・キミッヒ
2026年ワールドカップに向けた展望
2026年ワールドカップは、キミッ Chihの国際的な評価を左右する重要な大会となる。ドイツ代表は6月13日に米国・ヒューストンのNRGスタジアムでキュラソー代表と、6月20日にカナダ・トロントのBMOフィールドでコートジボワール代表と、6月25日に米国・イーストラザフォードのメットライフスタジアムでエクアドル代表と対戦する。キミッヒのリーダーシップと中盤のコントロールが、ドイツ代表の復活を左右する鍵となるだろう。