ミネソタ・バイキングスはドラフト2巡目に4人の選手を獲得したが、そのニュースは注目を集めなかった。むしろ、バイキングスがディフェンシブエンドのジョナサン・グリーンダードをフィラデルフィア・イーグルスに放出したことが、大きな話題となっている。
このトレードは、両チームが極秘に進めた取引だった。グリーンダードはイーグルスへの移籍に伴い、フィラデルフィアで身体検査を受けたという。バイキングスのドラフト2巡目の指名が終わった後、フットボールオペレーション担当副社長のロブ・ブジェジンスキー氏が、この決断について説明した。
ブジェジンスキー氏はESPNのケビン・ザインフェルト記者を通じて次のように語った。「これは、私たちが大喜びで飛び跳ねるような出来事ではありません。しかし、組織の将来にとって最善の選択をしたと確信しています」
では、なぜバイキングスはグリーンダードにイーグルスと同じ4年1億ドル(年平均2500万ドル)の契約を提示しなかったのか。近年の同ポジションの市場価値を考慮すると、年2500万ドルは決して高額とはいえない。例えば、昨年同ポジションで高額契約を結んだウィル・アンダーソンの契約は、年5000万ドルに達している。
ブジェジンスキー氏は続けて「過去数年間で多額の資金を投入してきたため、このままでは持続可能ではありません。サラリーキャップの状況は非常に厳しいものです」と述べた。
これは、バイキングスが昨年、クォーターバックの明確な計画もなく「全力投球」した結果の代償だ。バイキングスは2024年にグリーンダードを獲得したが、2年後の再契約を前提としたものではなかった。そこで、バイキングスは2026年と2027年のドラフト3巡目指名権という形で、将来的に若手で安価な選手を獲得する機会を選択したのだ。
今後、バイキングスのフロントオフィス(現在はGM不在)には、適切な選手を獲得する責任が、そしてコーチングスタッフにはその選手を育成し、戦力として活躍させる責任が課せられる。さらに、サラリーキャップを管理し、優秀な選手を報酬で維持するバランスも求められる。