2026年のNBAプレーオフ、サンアントニオ・スパーズ対ポートランド・トレイルブレイザーズの第2戦(4月22日)で、ビクター・ウェンバンヤマが重大なアクシデントに見舞われた。第2クォーター、ドリブル中に転倒し、頭部を床に強打。直ちに試合から退場し、二度と戻ることはなかった。

試合後、ウェンバンヤマは脳震盪と診断され、NBAの脳震盪プロトコルに基づく治療が必要となった。今後のシリーズ出場は不確定で、スパーズにとって深刻な打撃となる可能性が高い。

試合の流れとウェンバンヤマの負傷

トレイルブレイザーズがスパーズを106-103で下し、シリーズを1勝1敗のタイに戻したこの一戦。ウェンバンヤマはわずか12分間の出場で5得点に留まり、負傷により早期にピッチを去った。

負傷の瞬間、ウェンバンヤマはポートランドのJrue Holidayを相手にリムへの突進中だった。映像では、Holidayが「椅子を引く」と称される、ボールハンドラーをコントロール不能に陥らせる古典的なディフェンス技術を用いたように見える。身長226cmのウェンバンヤマは、その長身ゆえに転倒の衝撃が増幅され、頭部へのダメージは避けられなかった。

「ウェンバンヤマがJrue Holidayのドリブルに対しスピンムーブを仕掛けた直後、頭部を強打。朦朧とした表情でタイムアウトを告げられ、ロッカールームへと向かった。リプレイ映像が示す衝撃の瞬間。」
— MrBuckBuck (@MrBuckBuckNBA) 2026年4月22日

脳震盪からの回復プロセス

NBA選手の脳震盪からの回復期間は通常7〜10日程度だが、場合によってはそれよりも長引くこともある。頭部への外傷は決して軽視できるものではなく、無理な復帰は厳禁だ。

ウェンバンヤマは、まず48時間の安静が必要とされる。その後、症状が完全に消失し、チームおよびリーグの医師からの許可が下りなければ、試合に復帰することはできない。スポーツライターのShams Charaniaによると、そのプロセスを経ることが必須となる。

シリーズへの影響とスパーズの今後

ウェンバンヤマはプレーオフデビュー戦となった第1戦で35得点を記録し、攻守にわたり圧倒的なパフォーマンスを見せた。現在の調子は世界トップクラスであり、彼の長期離脱は西地区プレーオフ全体の流れを変える可能性がある。

シリーズはポートランドでの第3戦(金曜日)、第4戦(日曜日)を経て、スパーズの本拠地サンアントニオに舞台を移す。第5戦(翌週火曜)、第6戦(翌週木曜)、そして第7戦(翌週土曜)と、激戦が続く。シリーズが1勝1敗で並んだ今、スパーズはウェンバンヤマの早期復帰を望むだろうが、何よりも彼自身の健康を最優先すべきだ。

今後の経過については、随時更新していく。

出典: SB Nation