米国のブランク米司法長官(法務長官代行)は12日、ホワイトハウス記者協会晩餐会(WHCD)会場外で発生した銃撃事件について、容疑者が「わずか数フィートのところで制圧された」と述べ、法執行機関の迅速な対応を称賛した。

同氏はCNNの番組「ステイト・オブ・ユニオン」に出演し、「これは法執行官が生涯をかけて訓練してきた任務を遂行した結果だ」と語った。

背景と過去の事案

今回の事件は、2024年7月にペンシルベニア州バトラーでトランプ前大統領の選挙キャンペーン中に発生した狙撃未遂事件に続くものだ。その際、セキュリティ上の複数の失敗が指摘された。さらにその数週間後には、フロリダのゴルフ場で再びトランプ氏暗殺未遂事件が発生していた。

当局の見解

ブランク長官はCBSの番組「フェイス・ザ・ネイション」で、容疑者が会場の周辺警備ラインを「かろうじて突破した」ものの、直ちに制圧されたと述べた。同氏は「ビデオ映像からもわかるように、容疑者は警備ラインを突破する寸前のところで逮捕され、会場内の関係者は全員無事だった。これはセキュリティ対応の成功を示す証拠だ」と語った。

専門家の指摘

一方で、元国土安全保障省テロ対策担当官のジョン・コーエン氏はABCの番組「ジス・ウィーク」に出演し、今回の事件が示す課題について言及した。「会場となったホテルは公衆が自由に出入りできる場所であり、バッグ検査や身辺調査なしで入場できる状況だった。こうした場所は法執行機関にとって警備が非常に困難な場所だが、現在の治安環境下では、あらゆる手段を講じて警備する必要がある」と述べた。

出典: Axios