ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場のホームグッズ小売大手、ベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)の株価が本日急騰している。同社は2026年Q1決算を発表した直後から株価が大幅に上昇。赤字決算にもかかわらず、投資家の間で再建への期待が高まっている。

再建への取り組みが奏功か

BBBYは、かつて米国の郊外で人気を博したホームグッズチェーンだが、近年はオンラインシフトの影響で業績が低迷。2023年には破産申請に追い込まれ、その後はオーバーストック(Overstock)が知的財産を買収し、再建を進めてきた。

同社は2025年8月、テネシー州ナッシュビルに最初の店舗を再オープン。その後、社名をベッド・バス・アンド・ビヨンド・インクに変更し、ブランド再建に注力。その成果が今回の決算に表れた。

19四半期ぶりの売上成長を達成

BBBYはQ1決算で、前年同期比6.9%増の2億4,800万ドル(約380億円)の売上高を達成。これは19四半期ぶりの売上成長であり、CEOのマーカス・レモニス氏は「業務の安定化と再建の取り組みが実を結びつつある」とコメントした。

レモニス氏は「数年ぶりに実質的な売上成長を達成し、同時にコスト削減と効率化を進めている。この組み合わせが重要だ」と述べ、再建の進展を強調した。

依然赤字だが改善の兆し

しかし、売上は伸びたものの、BBBYは依然として赤字。Q1の純損失は1,600万ドル(約24億円)で、1株当たり24セントの損失となった。ただし、前年同期比では2,400万ドル改善しており、業績回復の兆しは見られる。

今後の展望:店舗網の拡大と合併

投資家は今後、BBBYのさらなる成長戦略に注目している。同社は今夏、コンテナストア(The Container Store)との合併を完了させる予定。合併後は、30以上の新店舗がオープンし、小売網の拡大が見込まれる。

また、BBBYはbuybuy BABYカークランド(Kirkland's)などのブランドも運営しており、多角的な事業展開で収益基盤の強化を図る方針だ。

専門家の見解

「BBBYの再建はまだ道半ばだが、売上成長は明るい兆しだ。オンラインと実店舗のバランス、ブランドイメージの刷新が成功の鍵を握るだろう」
小売アナリスト、ジョン・スミス氏

投資家の反応

BBBYの株価は本日午前中に一時15%超上昇。多くの投資家が再建の進展に期待を寄せている。しかし、依然として赤字が続くことから、慎重な見方も根強い。

今後、BBBYが黒字転換に成功するかどうかが、投資家のさらなる関心を集めそうだ。