米マイクロソフトは、Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリに新たな「エージェントモード」を導入すると発表した。同社が「Vibe Working(ヴァイブ・ワーキング)」と呼ぶこの機能は、従来のCopilotよりも強力なAI支援を提供し、ユーザーの作業を自動化することを目的としている。

マイクロソフトのOffice製品グループ担当副社長であるスミット・チャウハン氏は、「Copilotを初めてリリースした当初は、基盤モデルの性能が不十分で、アプリケーションを直接操作することができませんでした」と述べ、当時の制約を振り返った。その結果、Copilotは受動的なパートナーとして機能し、質問に答えることはできても、キャンバス上で直接アクションを実行することは難しかったという。

しかし、今回のエージェントモードでは、AIがより積極的に作業を支援する。例えば、Excelでデータ分析を行う際に、ユーザーが「このデータを分析してグラフ化して」と指示すると、エージェントモードは自動でデータを処理し、グラフを作成する。Wordでは文書の校正や要約、PowerPointではプレゼンテーション資料の自動作成など、幅広いタスクを実行できるようになる。

同社は、このエージェントモードをビジネスユーザー向けに強化することで、作業効率の向上と生産性の向上を図るとしている。また、今後さらに機能が拡張される予定で、ユーザーからのフィードバックを基に改善が進められるという。

この機能は、今週中にOfficeアプリを通じて段階的にロールアウトされる予定だ。対象となるのは、Microsoft 365のサブスクリプションを利用しているユーザーで、一部の機能は追加料金なしで利用できるとしている。

出典: The Verge