ミズーリ州、車両安全検査廃止へ

ミズーリ州議会で審議中の新法案により、州内の車両安全検査プログラムが2027年1月1日から廃止される見通しとなった。現在の安全検査は12ドル(約1,800円)で実施されており、州民からは「廃止は歓迎すべき」との声が上がっている。

法案の概要とスケジュール

この法案は当初、地方部の高速道路における制限速度引き上げを主目的としていたが、その後、車両安全検査の廃止や廃車扱い車両の規制緩和など、複数の交通関連事項を含む包括的な内容に拡大された。現在、ミズーリ州上院で可決された法案は、州下院での審議・承認が必要となる。

主な変更点

  • 安全検査の廃止:2027年1月1日以降、全ての車両(事故後に警察指示で検査が必要な車両と、修理後の廃車扱い車両を除く)で安全検査が不要となる。
  • 検査実施資格の拡大:新車・中古車販売業者も、従来の認可検査ステーションと同等の検査を実施できるようになる。
  • 廃車扱い車両の規制緩和:現在、廃車扱い車両は10年以上経過していれば外観の修復が免除されているが、この条件が撤廃され、全ての廃車扱い車両で外観修復が不要となる。

現行の安全検査制度

現在の安全検査では、ライト、ブレーキ、サスペンション、タイヤ、排気ガスなどが対象とされており、12ドルの費用で2年に1度実施されている。検査が必要となるケースは以下の通り:

  • 車両所有権の変更時
  • 150,000マイル(約24万キロ)以上走行している10年以上の車両
  • 事故後に警察から検査指示があった場合

法案の背景と今後の展望

この法案は、ミズーリ州上院で当初可決された後、複数回の修正を経て現在の形となった。州民の間では、安全検査廃止により手続きの簡素化が期待される一方で、車両の安全性に関する懸念も指摘されている。今後、州下院での審議を経て、2027年の実施に向けた動きが加速する見通しだ。

出典: CarScoops