米国の電気自動車(EV)メーカー、リビアンは2025年3月、新型SUV「R2」の生産を開始した。しかし、顧客への最初の納車は、最も高額な「Launch Package」バージョンであっても、春以降になる見込みだ。
3月12日、同社のCEOであるRJ・スカリンゲ氏が、イリノイ州ノーマルにある自社工場で最初のR2を生産ラインから出荷した。同工場の倉庫・物流棟は先週末の竜巻で被害を受けたが、この発表は顧客や投資家の不安を払拭する狙いがあったとみられる。
「顧客にR2をお届けできることを大変嬉しく思います」と、スカリンゲ氏はリリースで述べている。一方で、同社CFOのクレア・マクドノー氏はロイター通信に対し、顧客が車両のカスタマイズ注文を開始できるのは6月からになると明かした。また、現在生産されている初期ロットは社内従業員向けであることも報じられている。
R2の価格帯に注目すると、発表当初は4万5,000ドルからとされていたが、実際の発売は大幅に遅れる。最初に発売される「Launch Package」は5万7,990ドルから。続く「Premium」トリムは2026年後半に5万3,990ドルで、2027年上半期には「Standard(RWD長距離)」が4万8,490ドルで発売される予定だ。そして、当初の目玉であった4万5,000ドルのベースモデルは、2027年後半まで待たなければならない。
2024年に発表されたR2は、フラッグシップモデルのR1よりも小型・軽量で、テスラのベストセラー「モデルY」に対抗する戦略的モデルと位置付けられている。全グレードで少なくとも300マイル(約483km)の航続距離を確保。すべてのトリムにNACS充電ポートを標準装備し、DC高速充電器を使用すれば10%から80%まで30分以内に充電可能だ。