ジュートラグの風合いが好きな人は多い。自然なテクスチャーと有機的な質感は、ダイニングルームにアースカラーの落ち着きを与えてくれる。しかしその一方で、足裏がザラザラする、毛羽立ちや繊維の崩れが起こる、子どもがヨーグルトをこぼしても完全に拭き取れないといった悩みもつきまとう。

そんなジレンマを解決する新ラグが、米国発のラグブランド「Ruggable(ラガブル)」から発売された。同社は「ラグは洗えるべき」というコンセプトで2015年に設立され、今回、2年に及ぶ研究開発の末に「Performance Weave」を発表。見た目も触り心地もジュートそっくりながら、機械洗濯が可能なラグを実現した。

ジュートの魅力を再現しつつ、デメリットを解消

RuggableのCEO、ニコール・オットー氏は「ジュート素材には多くの利点がありますが、残念ながら足触りが良くないという欠点もあります。私たちはその問題を解決するために開発に着手しました」と語る。

ジュートの最大の魅力は、その複雑なテクスチャーとカラーバリエーションにある。Ruggableのチームは、この特徴を再現するために、ポリプロピレンをベースとした特殊な糸を開発。明るい色、中間色、暗い色の3種類のフィラメントを組み合わせることで、自然な陰影と深みを表現した。これは髪の毛の質感に似た原理で、単一の色で染色されたラグとは一線を画す、リッチで有機的な見た目を実現している。

UV安定剤入りの糸で屋外でも耐久性を確保

ジュートラグは屋外でも人気だが、日光による色褪せや劣化が懸念される。Ruggableはこの問題にも対応し、UV安定剤を糸に組み込むことで、屋外はもちろん室内でも長期間美観を保てるようにした。

さらに、糸は「クロワッサン織り」と呼ばれる特殊なタフト加工が施されている。基部は細く、上部に向かって密度が増す構造で、ジュート特有の厚みとテクスチャーを再現しつつ、柔らかい触り心地を実現。オットー氏は「この織り方により、弾力性とクッション性を両立させています」と説明する。

洗濯しても型崩れしない画期的な構造

Ruggableは、このラグが機械洗濯に対応しつつ、構造的な安定性を維持できるよう設計した。洗濯後もラグが歪んだり、シワが寄ったりすることがないという。薄く軽量な裏地により、一般的な家庭用洗濯機でも洗えるサイズに収まり、使い勝手の良さも確保されている。

「Performance Weave」は、ジュートの魅力を残しつつ、日常使いに耐える実用性を追求したラグだ。見た目と触り心地の両方でジュートを再現しながら、洗濯可能という大きなメリットをプラスした画期的な商品と言えるだろう。