近年、AIやロボット技術が脚光を浴びる一方で、約10年前には自動運転が技術トレンドの最先端にあった。CESなどの展示会では、ロボットタクシーがあふれ、多くの企業が参入していた。しかし、COVID-19のパンデミック後、多くのスタートアップが淘汰される一方で、技術自体は着実に成熟を遂げてきた。
そんな中、サンフランシスコやテキサス州オースティンなどの都市では、センサーを搭載した車両が市街地の交通に加わり、自動運転の実用化が現実味を帯びつつある。
そんな中で、Zooxのロボットタクシーはひときわ目を引く存在だ。同社は2020年にAmazonに買収されたが、他の自動運転タクシー開発企業が既存の車両(例えばヒュンダイ・アイオニック5)にセンサーやコンピュータを追加する「改造型」のアプローチを採用する中、Zooxは最初からロボットタクシー専用に設計された車両を開発。そのデザインは、まるでSF映画のセットから抜け出たかのような斬新な外観を持つ。
「ロボットタクシーは単なる車両ではなく、人間が運転する車両とは全く異なる要求を持つ存在です。しかし、それでも人間が運転する世界で共存しなければなりません」
と、Zooxのロボット工業デザインおよびスタジオエンジニアリング部門ディレクター、クリス・ストッフェル氏は語る。
Zooxは現在、ラスベガスとサンフランシスコでロボットタクシーのサービスを開始しており、その独自の設計思想が実用化に向けた第一歩を踏み出している。
出典:
Ars Technica