米国時間5月14日、テスラCEOイーロン・ムスク氏とOpenAIの共同創業者イリヤ・サツケベルグ氏(通称「グレッグ・アルトマン」)らを巡る訴訟の最終弁論が行われた。その模様は、まるで「デモリション・ダービー」と形容されるほどの混乱ぶりだった。

ムスク側の弁護士スティーブン・モロ氏は、自身の発言で度々つまずき、共同被告のグレッグ・ブロックマン氏を「グレッグ・アルトマン」と呼ぶミスを犯した。さらに、ムスク氏が金銭を求めていないと主張したが、裁判官から事実誤認を指摘される場面もあった。モロ氏は「過去数週間で多くの嘘に直面したが、ムスク氏の主張を裏付ける具体的な証拠はほとんど示されなかった」と述べた。

これに対し、OpenAI側の弁護士サラ・エディ氏は、同社が提出した膨大な証拠を時系列で整理し、反論を展開。ムスク側の主張の矛盾点を浮き彫りにした。エディ氏の戦略的な証拠提示は、裁判の行方を左右する可能性が高い。

今後、裁判官は双方の主張を精査し、判決を下す見通し。ムスク氏側の主張の根拠の薄さと、OpenAI側の体系的な反論が注目を集めている。

出典: The Verge