ドイツBMWは、2027年モデルの電気自動車「iX3」を米国で発売した。同車は、BMWが次世代プラットフォーム「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」を採用した初の車種となる。

発売価格は62,850ドル(送料込み)で、同社のガソリン車「X3 M50 xDrive」の67,850ドルと比較すると、約5,000ドル安い設定となっている。米国の顧客は既にBMW公式ウェブサイトでカスタマイズを開始でき、納車は2025年9月から開始される予定だ。

EVの価格が同等のガソリン車よりも安価なモデルが登場したことは、米国におけるEV普及の大きな転機となる可能性がある。従来、EVは内燃機関車(ICE)よりも平均して高価だったが、iX3の価格設定はその常識を覆す動きといえる。

Neue Klasseプラットフォームの特徴

Neue Klasseは、BMWが次世代EV向けに開発した新しいプラットフォームで、航続距離の向上、充電性能の向上、そしてコスト削減を実現する設計となっている。iX3は、このプラットフォームを採用した最初の市販車であり、今後のBMWのEV戦略における重要な位置を占める。

EV市場における価格競争の加速

BMW iX3の価格設定は、EV市場における価格競争の激化を象徴している。テスラをはじめとするEVメーカーが価格引き下げを進める中、BMWもこれに追随する形で、より手頃な価格帯のEVを提供し始めている。これにより、消費者にとってEV購入のハードルが下がり、EV普及が加速することが期待される。

今後の展望と納車スケジュール

BMWによると、iX3の納車は2025年9月から開始される。顧客は現在、BMW公式ウェブサイトで車両のカスタマイズや注文が可能となっている。また、同社は今後、Neue Klasseプラットフォームを搭載した他の車種も順次発売する計画で、EVラインアップの拡充を図るとしている。

出典: The Verge