米国疾病予防管理センター(CDC)の専門医2人は16日、米国におけるハンタウイルス感染のリスクは依然として低いと発表した。同機関は「あらゆる段階で積極的に対応に取り組んでいる」と述べた。
同医師らはメディア向けの説明会で、CDCの対応策について詳しく説明した。しかし、一部の感染症専門家や公衆衛生の専門家からは、WHOや他の国際機関と比較して、CDCの対応が「後手に回っている」との批判が寄せられていた。
CDCの対応策と専門家の反応
CDCの対応策について、同医師らは「当局は感染拡大を防ぐために必要な措置を講じている」と強調した。具体的には、感染源の特定や監視体制の強化、一般市民への啓発活動などを挙げた。
一方で、感染症の専門家からは「CDCの対応はWHOなどと比べて遅れているのではないか」との指摘もあった。特に、感染が確認された地域における迅速な対応の遅れや、情報公開の不透明さが問題視されていた。
ハンタウイルスとは
ハンタウイルスは、げっ歯類(主にネズミ)が媒介するウイルス感染症で、主に肺症状を引き起こす。重症化すると致死率が高くなるため、注意が必要とされている。米国ではこれまでに数例の感染報告があるものの、大規模な流行は確認されていない。
今後の対応と市民への呼びかけ
CDCは、引き続き感染拡大防止に向けた取り組みを強化するとともに、市民に対してはげっ歯類との接触を避けるよう呼びかけている。特に、ネズミの生息地周辺での活動時には、マスクの着用や手洗いの徹底を促している。
専門家は「ハンタウイルスのリスクは依然として低いが、油断は禁物」と指摘。今後もCDCの動向に注意を払う必要があるとしている。
出典:
STAT News