Mastodon、大規模DDoS攻撃により主要サーバーが一時停止
分散型ソーシャルネットワーク「Mastodon」の公式サーバー「mastodon.social」が、大規模なDDoS攻撃を受け、一時的にアクセス不能となった。攻撃は月曜日の早朝に始まり、Mastodon運営チームは「主要なインシデント」と表現した。
Mastodonの広報責任者であるアンディ・パイパー氏は、攻撃の規模について「重大な事態」と述べ、サービスの回復に向けた対策を実施した。数時間後、同社のステータスページで「mastodon.socialへのアクセスが再び可能になった」と発表したが、完全な安定性は保証されていないとの見解を示した。
他のインスタンスへの影響は不明
今回の攻撃は、Mastodonが直接運営する最大のサーバー「mastodon.social」に集中しており、他の分散型サーバー(インスタンス)への影響については現在調査中だ。同サーバーはMastodonの公式サイトであり、ユーザー数も最多を誇る。
Blueskyでも同時期にDDoS攻撃が発生
Mastodonへの攻撃とほぼ同時期に、競合する分散型SNS「Bluesky」でもDDoS攻撃が発生した。Blueskyは月曜日の朝、サービスが安定し「ユーザーデータへの不正アクセスは確認されていない」と発表したが、その後再びエラーやタイムアウトが発生。公式ステータスページがダウンし、サービスの不安定さが続いている。
Blueskyは現在、原因究明と復旧作業を進めている。
分散型SNSへの攻撃が相次ぐ背景
MastodonとBlueskyは、いずれも中央集権的なSNSに代わる新たな選択肢として注目を集めている分散型プラットフォームだ。しかし、その人気の高まりとともに、サイバー攻撃の標的にもなっている。専門家は、分散型ネットワークの脆弱性や、攻撃者によるサービス妨害の動機について分析を進めている。
今後の対策とユーザーへの影響
Mastodon運営チームは、引き続きセキュリティ強化策を講じるとともに、ユーザーに対して注意喚起を行っている。Blueskyも同様に、サービスの安定性向上に向けた取り組みを加速させる見込みだ。分散型SNSの普及が進む中、セキュリティ対策の強化が急務となっている。