英国の通信規制当局Ofcomは10月15日、X(旧Twitter)が報告された投稿の審査プロセスを迅速化することに合意したと発表した。同社は、ヘイトスピーチや有害コンテンツの拡散防止に向けた取り組みを強化する方針を示している。

Ofcomによると、Xは今後、ユーザーからの報告を受けた投稿について、従来よりも迅速に審査を行うことを約束した。この措置は、英国におけるオンライン上の有害コンテンツ対策の一環として実施されるもので、特にヘイトスピーチや暴力扇動、誤情報の拡散防止が目的とされている。

XのCEOであるリンダ・ヤッカリーノ氏は、同社のプラットフォーム上で有害なコンテンツが拡散されることへの懸念を表明しており、審査体制の強化が必要であるとの認識を示している。また、同社は英国政府との協力を通じて、規制遵守に向けた具体的な施策を進めるとしている。

OfcomのCEOであるメラニー・ドーズ氏は、「Xの取り組みは、英国におけるオンライン上の安全性向上に向けた重要な一歩だ」と述べ、同社の対応を評価した。一方で、同氏は「今後も引き続き監視を続け、さらなる改善が必要な分野については指摘していく」と強調した。

Xはこれまで、ヘイトスピーチや有害コンテンツの問題で度々批判を受けてきた。今回の合意は、同社が規制当局との協調を図りながら、プラットフォームの健全化を目指す姿勢を示すものと受け止められている。

出典: Engadget