米国の連邦地裁で行われた審理において、トランプ政権は、ソーシャルメディアのコンテンツモデレーション政策に関与する専門家の米国入国を制限する権利を主張した。
水曜日、米連邦地裁のジェームズ・ボアズバーグ判事は、非営利団体「 Coalition for Independent Technology Research(CITR)」と国務長官のマルコ・ルビオ氏を含むトランプ政権高官との間で争われた訴訟の口頭弁論を審理した。この訴訟は、米国のテックプラットフォームに対し「グローバルなコンテンツモデレーション方針を採用するよう求める外国当局者」へのビザ発給を制限する政策に関するものだ。
CITRは、この政策に対する差し止め仮処分を求めており、米国務省は既にこの政策を根拠に制裁措置を発表している。同団体は、この政策が学術研究や政策立案に不可欠な専門家の入国を妨げ、表現の自由や技術の独立性を脅かすと主張している。
政策の背景と争点
この政策は、主に中国やロシアなどの政府が米国のテック企業に対し、自国の検閲基準に沿ったコンテンツモデレーションを強要する動きに対抗するために導入された。しかし、CITR側は、この政策が米国の学術研究や政策立案に必要な専門家の入国を不当に制限し、技術の自由な発展を阻害すると指摘している。
審理では、CITRの弁護士が、この政策が憲法で保障された表現の自由を侵害し、学術研究の自由を脅かすと主張した。一方で、政権側は、国家安全保障上の懸念からこの政策が必要だと反論した。
今後の展開
今後、判事は差し止め仮処分の可否について判断を下す見込みだ。この判決は、米国のテック政策や表現の自由に関わる重要な先例となる可能性がある。
同訴訟は、テック業界や人権団体からも注目を集めており、今後の動向が注目される。