NHL(ナショナルホッケーリーグ)は、メディアポリシーの遵守に関して厳格な姿勢を貫いている。リーグは先週金曜日にラスベガス・ゴールデンナイツがメディアポリシーに「重大な違反」を犯したとして、2026年のNHLドラフト2巡目指名権を剥奪する処分を発表した。さらに、ゴールデンナイツのジョン・トルトレラヘッドコーチに対し、10万ドルの罰金も科した。

スポーツメディア「ザ・アスレチック」のジェシー・グランジャー記者によると、トルトレラコーチは西地区決勝進出を決めた試合後、記者団への対応を拒否。試合後には選手のロッカールームも開放されず、わずか3人の選手のみが記者団に対応したという。

NHLは声明で「これらの処分は、クラブに対しメディア規則や関連ポリシーの遵守に関する複数回の警告を行った後、下されたものだ」と説明した。また、チーム側はこの処分に対し控訴することが可能となっている。

他リーグとの比較:NHLの厳格さ

NFL(ナショナルフットボールリーグ)では、選手がメディアポリシーに違反した際に罰金が科されることがあるが、チームやコーチが処分されるケースはほとんどない。多くの場合、メディア側がチームとの関係を重視し、違反を報告しないためだ。NFLのリーグやチームは、メディアによる無償の広告効果を重視しており、リーグが報道内容に異議を唱えることがあっても、基本的にはメディアとの協力関係を維持している。

一方で、NHLはメディアポリシーの遵守に関しては厳格な態度を示しており、今回の処分はその象徴的な事例となった。リーグはメディアとの協力関係を重視しつつも、ルール違反には容赦ない姿勢を貫いている。