NVIDIAは、ラップトップ向けグラフィックカード「GeForce RTX 5070」の新しい構成として、12GB VRAMモデルを発表した。同社の最新Game Ready Driversに関するブログ投稿内で明らかになったもので、従来の8GBモデルに加えて、より大容量のVRAMを搭載したモデルが提供される。

NVIDIAは声明で次のように述べている。「GeForce RTXへの需要は引き続き強く、メモリ供給は制約されています。メモリの利用可能性を最大化するため、GeForce RTX 5070 Laptop GPU 12GB構成をリリースします。これにより、パートナーは現在GeForce GPUの多くに搭載されている16Gb G7メモリに加えて、24Gb G7メモリを活用できるようになります。」

発売時期と対応メーカー

12GB VRAMを搭載したRTX 5070を採用したラップトップは、2024年6月より発売が開始される。ASUS、Lenovo、MSIなどの主要メーカーが、一部のモデルでこの新しいグラフィックカードをオプションとして提供する見込みだ。

価格とスペックの見通し

現時点では価格は未発表だが、海外メディアのNotebookCheckによると、12GBモデルの価格はRTX 5070 Tiと同等か、それより若干安価になる可能性が高いという。例えば、RTX 5070 Tiを搭載したAcer Predator Helios Neo 16S AIは、RAM容量によって最大2,650ドル程度で販売されている。新しい12GBモデルは、メーカーがRAM容量を抑えた構成を採用することで、価格を抑えられる見込みだ。

NVIDIAは12GBモデルの詳細なスペックリストをまだ公開していないが、同社によると、24Gb G7メモリを使用しており、従来の16Gb G7メモリとは製造プロセスが異なる。前者は3GBメモリモジュール、後者は2GBモジュールで構成されている。いずれにせよ、NVIDIAはSamsungやMicronから供給されるメモリを活用し、安定した生産を実現している。

性能面の注意点

ただし、NVIDIAがRTX 5070のバスインターフェースを192ビットに拡張していない場合、新しい12GBモデルはVRAMの追加容量を十分に活かせない可能性がある。これは、RTX 5070 Tiや上位モデルと比較して、メモリ帯域幅が制限されるためだ。多くのゲームでは大きな違いはないとみられるが、VRAM容量だけを見るとアップグレードに見える新モデルも、実際の性能向上は限定的となる可能性がある。

出典: Engadget