OpenAIの最新モデルに見られた不可解な制限
OpenAIが公開した最新のGPTモデル「GPT-5.5」のシステムプロンプトに、ゴブリンやグレムリン、アライグマ、トロール、オーガ、ハトなどの生物・クリーチャーについて触れることを厳しく制限する指示が含まれていたことが明らかになった。
この指示は、ユーザーの質問と「絶対に関連性がある場合を除き」、一切言及してはならないというものだ。GitHubで公開された最新のオープンソースコード「Codex CLI」の3,500語を超える「基本指示」文書に、この制限が2度にわたって明記されている。
同様の指示は、ゴブリンなど特定のクリーチャーに限定されておらず、エモジやエンダッシュ(—)の使用も「明確な指示がない限り控える」ことや、破壊的なGitコマンド(例:「git reset --hard」や「git checkout --」)の実行も「ユーザーが明確に要求した場合を除き」禁止されている。
なぜゴブリンが禁止されたのか?
同一のJSONファイル内に記載された過去のモデル向けのシステムプロンプトには、このようなゴブリンに関する特定の制限は存在しない。このため、最新のGPT-5.5で新たに発生した問題に対処するための措置である可能性が高い。
ソーシャルメディア上では、最近のGPTが関係のない会話でゴブリンに関する話題に偏りがちだと不満を漏らすユーザーの声が相次いでいる。この現象が、OpenAI側の対策につながったとみられる。
ユーザーの反応と今後の展開
一部のユーザーからは、ゴブリンに関する言及が過剰だったという指摘があった一方で、このような奇妙な制限に戸惑いの声も上がっている。クリエイティブな対話を重視するAIモデルにおいて、特定のトピックを排除することの是非について議論が巻き起こる可能性もある。
OpenAIは現時点で、この制限の具体的な理由について公式な説明を行っていない。今後、モデルの改良や指示の見直しが行われるのか、注目が集まる。