米国の保健福祉省長官ロバート・F・ケネディ・ジュニア(RFK Jr.)が4月23日に行われた上院公聴会で、AIが犬のがんを治療したと主張した。この発言は、ABCのトーク番組「ザ・ビュー」で取り上げられ、共同司会者のアリッサ・ファラ・グリフィンが「これが専門家?」と驚きを隠せなかった。
ケネディは公聴会で、AIが医療を「革命的に変える」可能性を主張し、米食品医薬品局(FDA)の存在意義まで否定する発言を繰り返した。さらに、AIを活用して犬のがんを治療したという事例を紹介したが、実際には腫瘍が縮小しただけで治癒には至っていないことが明らかになっている。
「犬の病気を治すためなら、どんな手段も試します。でも、これが専門家?医学の学位も科学のバックグラウンドもない人が?」とファラ・グリフィンは語った。
また、彼女はケネディが主導する保健福祉省が、膵臓がん治療につながる可能性のあるmRNAワクチン研究に対し、5億ドルの資金提供を打ち切ったことにも言及。「このような研究資金の削減は、命を救うために一生を捧げてきた専門家たちの取り組みを阻害します。その影響は何十年も続くでしょう」と指摘した。
ファラ・グリフィンの発言は、ケネディの科学的根拠に乏しい主張に対する、専門家からの批判の一つとなった。
出典:
The Wrap