NFLのスティーラーズとQBアーロン・ロジャースの間で交渉が進んでいることが複数の情報筋から示唆されている。契約交渉で最も重要なテーマは、報酬額とその構造だが、それだけではない可能性が浮上している。
現時点で具体的な裏付けはないものの、スティーラーズの今シーズンの成績次第で、ロジャースが早期の離脱を求める可能性が議論されている。スティーラーズは19年ぶりのヘッドコーチ交代(マイク・トムリン→マイク・マッカーシー)を控えており、成績が振るわない場合、若手QB(ウィル・ハワードまたはドリュー・アラー)に実戦経験を積ませる必要に迫られるかもしれない。
そのシナリオでは、ロジャースの扱いが問題となる。公式契約に盛り込むことはできないが、ロジャースは非公式な合意を求める可能性がある。具体的には、ベンチ入りを余儀なくされた場合、同時にスティーラーズから解雇されるという条件だ。
しかし、その解雇がトレード期限後に実施された場合、ウェイバー公示を経る必要がある。その際、ロジャースが移籍を希望するチームにQB不足の懸念があると判断されれば、他チームがウェイバー請求を行い、移籍を阻止されるリスクが生じる。
スティーラーズからの早期離脱を確実にする唯一の方法は、シーズン9週目の火曜日に解雇されることだ。例えば、スティーラーズが9週目終了時点で3勝6敗以下の成績に沈んだ場合、ロジャースは自動的に解雇される可能性がある(9週目のバイウィークを考慮)。
ロジャースの慎重な戦略
これはあくまで机上の空論だが、ロジャースは十分にその可能性を検討しているだろう。突然のヘッドコーチ交代がスティーラーズの成績に悪影響を及ぼすかどうか、経験豊富なロジャースだからこそ見極められるはずだ。そして、いかなる事態にも備えるための計画を立てるのは当然の判断と言える。
特に、マイク・マッカーシー新体制の初年度が不振に終わる可能性を考慮すれば、早期の脱出ルートを確保しておくことは極めて賢明な選択肢となる。