半導体大手のインテル(NASDAQ: INTC)は、AIデータセンター向けCPUの需要拡大を受け、第1四半期(2026年1~3月期)決算で大幅な業績回復を示した。発表直後、株価は一時22%超も急騰し、終値でも大幅高となった。

第1四半期決算の概要

インテルは4月29日、2026年第1四半期の決算を発表。売上高は前年同期比7%増の136億ドルに達し、アナリスト予想(124億ドル)を大幅に上回った。1株当たり調整後利益(EPS)も29セントと、予想の1セントを大きく上回る好結果となった。

  • 顧客向けPC・ワークステーション向け部門(CCG):77億ドル(前年比+1%)
  • データセンター・AI部門(DCAI):51億ドル(前年比+22%)

AIデータセンター需要が牽引

インテルの業績を大きく押し上げたのは、AIデータセンター向けCPUの需要拡大だ。同社のDCAI部門は前年同期比22%増の51億ドルを記録し、売上の約3分の1を占めた。一方、PC向け部門(CCG)は1%の微増にとどまったものの、AIデータセンター向けの高性能CPU需要が今後も続く見通しだ。

「CPUはAI時代の基盤として再び不可欠な存在となっている。これは願望ではなく、顧客からの声だ」
— インテル CEO リップ・ブー・タン

第2四半期の見通しも上方修正

インテルは第2四半期(2026年4~6月期)の業績見通しも発表。売上高は138億ドル~148億ドル、調整後EPSは20セントと、いずれもアナリスト予想(売上高130億7000万ドル、EPS9セント)を大幅に上回る見通しを示した。

株価は一時22%超急騰

発表直後から株価は急騰し、取引開始直後には81.74ドルまで上昇。前日比で22%を超える大幅高を記録した。同社のAI戦略が市場の期待を集めていることがうかがえる。