Amazon Prime Videoの人気アニメシリーズ「インビンシブル」シーズン4が、これまでにない衝撃的な最終回で幕を閉じた。シーズン4の第8話(最終回)では、主人公マーク・グレイソン(声:スティーブン・ユァン)と敵対勢力であるヴィルトラン星の指導者・スラッグ(演:リー・ペイス)との壮絶な戦いが描かれ、ヴィルトラン星の破壊という壮大な結末を迎えた。
しかし、スラッグはマークに対し、ヴィルトラン人の地球への移住と人口回復を条件に、地球への攻撃を停止すると提案。マークは渋々ながらもこの条件を飲む形でシーズンが終了した。これまでのシーズンでは、次シーズンへの布石となるモンタージュが用いられていたが、シーズン4では静かなエピローグという形が採られた。
「全てが変わる」—ロバート・カークマン氏の発言
シリーズの共同ショーランナーであり、原作コミックの作者でもあるロバート・カークマン氏は、シーズン4の最終回について「これまでのシーズンとは全く異なる展開」と語る。特に、ヴィルトラン戦争の終結が「完全な膠着状態」に終わった点を指摘し、「これまでで最も大きなクリフハンガーの一つ」と評価した。
「ヴィルトラン戦争の終結が、完全な膠着状態で終わるというのは、非常に暗い結末です。しかし、それがこのシリーズの新たな時代の幕開けとなるのです」とカークマン氏は述べた。
リー・ペイスが演じるスラッグの存在感
シーズン4では、コミック版「インビンシブル」の主要敵キャラクターであるグランド・リージェント・スラッグが初登場。その圧倒的な存在感と脅威を演じる俳優として、リー・ペイスが起用された。カークマン氏は、リー・ペイスをスラッグ役に起用することを数年前から決めていたと語る。
「リー・ペイスこそがスラッグにふさわしいと、ショーが始まるずっと前から思っていました。彼なら、このキャラクターの力と脅威を何年も演じ続けられるでしょう」とカークマン氏は明かした。
リー・ペイスとカークマン氏の出会いは2010年代に遡る。当時、カークマン氏の代表作である「ウォーキング・デッド」と、リー・ペイスが主演を務めたドラマ「Halt and Catch Fire」の両方に出演していたことがきっかけだった。
シーズン5への期待と今後の展開
シーズン4の最終回は、これまでの「インビンシブル」の常識を覆す結末となった。カークマン氏は「全てが変わる」と語り、今後の展開に大きな期待を寄せている。スラッグの提案が地球にもたらす影響や、マークの新たな苦悩が、シーズン5の大きな見どころとなるだろう。
「スラッグの提案は非常に興味深いものです。なぜ彼はマークに対し、自らの行動を明かすのでしょうか? 単に実行に移し、マークが地球で力を持つ者たちの出現に気づくのを待つという選択肢もあったはずです。しかし、スラッグは敢えて『これは私がやっていることだ。受け入れるかどうかはあなた次第だが、対処しなければならない』と宣言します。これは、彼の存在そのものが地球に与える影響を象徴しています」
— リー・ペイス