NFLのインディアナポリス・コルツは、クォーターバック(QB)のアンソニー・リチャードソン(Anthony Richardson)のトレードを模索しているが、いまだ交渉は進展していない。コルツのゼネラルマネージャー(GM)であるクリス・ボールダード(Chris Ballard)氏は8月26日、リチャードソンの移籍に関する交渉について言及した。

ボールダード氏は「リチャードソンに関する交渉は複数行われてきたが、現時点では具体的な成果には至っていない」と述べ、現状ではリチャードソンがコルツに残留することが確定的であるとの見解を示した。同氏は「現時点でリチャードソンはコルツの一員だ」と語った。

リチャードソンの今シーズンのサラリーキャップ(選手契約上限)負担額は1,080万ドルに上る。仮にトレードが成立した場合でも、契約調整がなければコルツと移籍先チーム双方が540万ドルずつ負担することになる。ボールダード氏は、リチャードソンのキャップ負担を半分に軽減する提案があれば、積極的に検討する意向を示している。

現時点でトレードが成立していない背景には、移籍を希望するチームが、コルツまたはリチャードソン側にキャップ負担の軽減を求めている可能性が高い。リチャードソンは2023年のNFLドラフト全体4位指名選手で、昨年10月に眼の負傷を負ったが、オフシーズンのトレーニングには参加可能な状態まで回復している。しかし、コルツに復帰するのか、それとも他チームでプレーするのかは不透明な状況が続いている。