米国時間の本日、シンガポール拠点の暗号資産企業サトリクラブ(Satori Club Pte Ltd)が、米国市場に参入し、物理的なビットコイン収集品「サトリコイン」の提供を開始します。
同社は、米国における自己管理型の暗号資産ツールへの需要拡大を背景に、実用性とセキュリティを両立した商品ラインナップを展開します。また、2026年ラスベガスで開催される大型イベント「Bitcoin 2026」の公式スポンサーとしても参加し、基調講演中の配布物を通じて製品や管理モデルを紹介します。
物理的ビットコインの新たな形態
サトリコインは、ビットコインを物理的な形で保管・移転できる収集品です。各製品には改ざん検知機能が搭載されており、安全性と利便性のバランスを考慮した設計となっています。
現在のラインナップは、過去1年にわたる段階的なリリースを経て構築されています。2025年9月に発売された「サトリコイン Gi」は、フラッグシップモデルとして位置づけられ、2-of-2マルチシグネチャ設計を採用しています。2026年2月には、「サトリコイン Chi」を発売し、配送後にユーザーがビットコインをロードできるエントリーモデルとして展開。さらに、「サトリコイン Chi Silver」は純銀(.999)製で、コレクター向けのプレミアム仕様となっています。
「悟り」の概念に基づくビットコイン普及
サトリクラブは2015年に設立され、「悟り(Satori)」という概念を軸に、ビットコインの物理的な所有を通じたアクセス性向上を目指しています。同社は、2016年の設立当初から、デジタル資産と物理的所有権の橋渡しをミッションとして掲げてきました。
米国市場への参入は、暗号資産取引所のリスクや管理の失敗に対する認識が高まる中、自己管理型の需要が急増していることを受けたものです。
製品ラインナップの詳細
サトリコインは、Chi、Chi Silver、Giの3モデルで構成され、それぞれセキュリティレベルや素材、保管容量が異なります。
- Chiモデル:エントリーモデル。0.001 BTCを保管可能。ホログラムで隠されたシングルキーを採用し、配送時は未ロードで出荷され、後から資金を追加します。
- Chi Silverモデル:Chiの銀製バージョン。純銀1ozを使用し、保管容量や償還プロセスはChiと同等です。
- Giモデル:ハイエンドモデル。0.01 BTCを保管可能。2-of-2マルチシグネチャ構造を採用し、ユーザーが1つのキーを保持します。NFC機能により残高確認や真贋確認が可能で、配送時はロード済みで、専用の償還キットを用いた安全な移転が可能です。
今後の展望と入手方法
サトリコインの米国向け販売は、本日より公式ウェブサイトで開始されます。同社は、コレクター、セキュリティ重視のユーザー、ビットコイン教育に関心のある層をターゲットに、収集品、ハードウェアセキュリティ、教育の融合を図っています。