中国の大手テクノロジー企業であるシャオミは、北京モーターショーにて新型SUV「YU7 GT」を発表した。同モデルは、レーシングサーキット「ニュルブルクリンク」で開発された高性能モデルであり、家族向けSUVながらも圧倒的なパフォーマンスを実現している。

YU7 GTは、標準モデルと比較して大幅なアップグレードが施されており、特にエクステリアデザインに大きな変化が見られる。拡張されたフェンダーアーチや、ブラックアウトグリル、専用エアインテークを備えた迫力あるフロントフェイスが特徴だ。さらに、ボンネットにはカーボンファイバーと24金を使用した特別なバッジが装着されている。

ホイールは21インチと22インチが用意され、ブレーキシステムも強化された。リアにはダウンフォースを高めるドラム式ディフューザーと小型のリップスポイラーが採用されている。

圧倒的なパワーと先進技術

YU7 GTの最大の特徴は、その990馬力のパワーだ。前モーターが386馬力、後モーターが604馬力を発揮し、合計で990馬力を実現している。これは、ファミリー向けSUVとしては破格の性能であり、ポルシェ・マカンEV(630馬力)を圧倒する数値だ。

最高速度は時速300km(186マイル)を記録し、0-100km/h加速は2秒台前半を予想されている。また、新たに採用されたエアサスペンション後輪トルクベクタリング、トラクション制御の最適化により、さらなる走行性能の向上が図られている。

レースシーンでの活躍を目指すユーザー向けには、ブレンボ製カーボンセラミックブレーキのオプションも用意されている。

価格と市場戦略

YU7 GTの価格は、450万円(約65,800ドル)から500万円(約73,100ドル)を予定している。シャオミは、YU7シリーズの販売不振からの巻き返しを図り、2023年12月には月間約4万台の販売を記録していたが、2024年3月には1万5千台まで落ち込んでいる。YU7 GTの投入により、販売回復を目指すとしている。

「YU7 GTは、ファミリー向けSUVでありながらも、レーシングカーに匹敵する性能を追求したモデルです。今後の自動車市場において、新たな価値を提供できるでしょう。」
— シャオミ関係者
出典: CarScoops