ドイツBMWは、高級SUV「BMW XM」をDJブースに改造したコンセプトカー「XM Label Soundmachine」を発表した。このユニークなモデルは、同社の Dingolfing 工場で見習い技術者によって製作された1台限りの特別仕様車だ。
外観はクロームでラップされ、特殊なグラフィックが施された「The Ultimate Sound Machine」の文字があしらわれている。屋根にはステージを設置できるプラットフォームが設けられ、アーティストがパフォーマンスを行えるようになっている。
豪華装備が目白押し
このXMには、4本の構造用ポールが取り付けられ、その上にキャノピーと64平方フィート(6平方メートル)を超える両面LEDスクリーンが搭載されている。固定式と可動式のステージライト、dBTechnologies製の4基のスピーカーと4基のサブウーファーも装備されている。
内部にはPioneer DJの機材一式が搭載されており、DJM V10ミキサーと2台のCDJ 3000Xプレーヤーが設置されている。さらに、車輪アーチには4基の霧マシンが組み込まれている。
驚異のパフォーマンス
BMWによると、この「Soundmachine」は「完全に機能する」状態で、公認最高速度は時速9.3マイル(15km/h)に設定されている。また、上部構造物の重量は約3,086ポンド(1,400kg)で、車両全体の重量は約6,173ポンド(2,800kg)に達する。
これは、BMW M3の約3,840ポンド(1,742kg)と比較してもかなり重いが、Soundmachineは高性能プラグインハイブリッドシステムを採用しており、4.4リットルV8ツインターボエンジン、19.2kWhのバッテリーパック、8速ATに組み込まれた電気モーターで構成されている。これにより、最高出力738馬力(550kW/748PS)と738lb-ft(1,000Nm)のトルクを発揮する。
さらに、大容量バッテリーのおかげで、サウンドシステムやスクリーン、ライト類を最大1時間外部電源なしで稼働させることが可能だ。
デビューと今後の展開
このXM Label Soundmachineは、先月オーストリア・ゼルデンで開催された「Electric Mountain Festival」でひっそりとデビューを果たした後、最近ではドイツ・ニュルブルクリンクで開催された「24時間耐久レース」にも登場した。今夏にはフランス・ル・マンで開催される「24時間レース」にも出展される予定だ。