米ABCの人気トーク番組「ジミー・キンメルライブ!」の司会者、ジミー・キンメルは14日、トランプ前大統領による自身の解雇要求に対し、ユーモアを交えて反論した。
番組冒頭、キンメルは「今朝起きたら、妻がスマホでビデオを撮っていた。大統領がまた私に言及したと教えてくれた」と明かした。画面には自宅で撮影された映像が流れ、キンメルが「解雇されたことなんて一度もないのに、また解雇されるってどういうこと?」と冗談交じりに語る様子が映し出された。
スタジオに戻ったキンメルは、トランプのABC宛てメッセージを読み上げた。そこには「低視聴率番組の司会者、ジミー・キンメルを解雇せよ。人々は怒っている。すぐに解雇しろ!」と書かれていた。
これに対しキンメルは「歴史上最低の視聴率番組の司会者という理由で解雇されるなら、大統領も同じ理由でクビになるはず。大統領だって業績は芳しくない」と切り返した。
さらにキンメルは、トランプが自身への批判にとどまらず、イラン戦争など他の問題から目を逸らしていると指摘。「FDRがバルジの戦い中に、気に入らない『小さな孤児アニー』のコミックを批判していたら想像してみろ」と皮肉った。
キンメルは続けて、トランプとの確執にもかかわらず、言論の自由を擁護する共和党議員を称賛した。「テッド・クルーズ議員、ランド・ポール議員、ジェームズ・コーマー議員──。彼らを番組で何度も徹底的に批判したが、ABCに私を解雇するよう圧力をかけた者は一人もいない」と述べた。
その後、キンメルは「この対立がエスカレートするのではないかと心配だ」と冗談交じりに語り、「ハリウッド大通りを封鎖して、誰も入れなくなるかもしれない」と皮肉った。
そして、トランプに対し「そろそろ話し合いの時だ。直接会う必要はない。忙しいだろうから、使者を送ってくれ。例えばJD・バンス副大統領を」と提案。バンス副大統領がイランとの交渉を担当していることから、「中立な場所で会おう。パキスタンか、ヴァン・ナイズのバッファロー・ワイルド・ウィングスでもいい」とジョークを飛ばした。